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観光庁、外国人観光客の受け入れ対応ガイドライン策定
2022年6月8日 12:57
- 2022年6月7日 発表
観光庁は、6月10日からの添乗員付きパッケージツアーの受け入れ開始に向けて、外国人観光客の対応に関するガイドラインを策定した。
旅行業者や宿泊事業者などが留意すべき点をまとめる。観光庁が実施した「訪日観光実証事業」で得られた知見も反映し、感染拡大防止のために留意すべき事項などを整理した。陽性者発生時を含む緊急時の対応について、ツアーの造成から終了に至るまでの各段階で観光関係者が取るべき対応をまとめている。
感染拡大防止のために各観光関係者が留意すべき事項
ツアー造成時
・旅行業者等は、密を避けて感染拡大防止に配慮した行程を作成すること。
・旅行業者等は、感染防止対策を徹底している施設等を活用すること
ツアー販売時
旅行業者等は、ツアー参加者に対して以下の内容を説明し、同意を得ること。
・基本的な感染防止対策（マスク着用、手指消毒、3密の回避）の徹底
・民間医療保険への加入
・Visit Japan Web への事前登録およびファストトラックの使用
など
ツアー実施前
・旅行業者等は、添乗員に対し、研修等を実施し、感染防止対策の意義や取るべき対応等について十分に理解させること。
・宿泊事業者等は、感染防止対策が適切に実施されるよう、外国語のリーフレット掲示等を行なうこと。
ツアー実施中
・添乗員は、対応に迷う場合、周囲の状況や国内でのスタンダードに照らして判断を行なうこと。
・添乗員は、ツアー参加者に対し、感染防止対策に関するイラストなどを活用した説明、こまめな声かけや注意喚起、発熱などの症状がある場合の報告の要請などの対応を行なうこと。
・添乗員は、最新のマスク着用の考え方について十分に理解すること。
・添乗員は、陽性者発生時に置ける濃厚接触者の範囲の特定等を適切に行なうため、ツアー参加者の行動履歴を保存すること。
陽性者発生時を含む緊急時の対応
ツアー実施前
・旅行業者等は、多言語対応可能な医療機関・専門的な医療通訳、自治体が設置する相談窓口、一時待機場所、各自治体が定める方針などの情報を事前に確認し、添乗員に共有すること。
・旅行業者等は、濃厚接触者の範囲を含む陽性者発生時の具体的対応等について、必要に応じて、事前に自治体の関係部署に相談しておくこと。
ツアー実施中
・旅行業者等及び添乗員は、有症状者が発生した場合、当該有症状者のツアーからの速やかな離断、医療機関への受信対応、専門的な医療通訳の手配などの対応を行なうこと。
・旅行事業者は、陽性者が発生した場合、濃厚接触者の範囲の特定や待機期間中から帰国までのサポート、他のツアー参加者に対するツアー継続が可能である旨の説明などを行なうこと。
・旅行業者等は、ツアー参加者に対して、陽性者となった場合の入院医療費に ついては、民間医療保険の補償額の範囲内で自己負担を求められる旨、説明すること。
