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鳥取砂丘に砂丘と月面がモチーフのキャンプ・グランピング施設。2023年春開業

2023年春 開業予定

鳥取砂丘に砂丘と月面がモチーフのキャンプ・グランピング施設を2023年春に開業する

 アドセンターパルを実施主体とするコンソーシアムは、鳥取市と鳥取県が公募する鳥取砂丘西側エリアの滞在型観光施設に係る整備・運営の優先交渉事業者として選定され、キャンプ・グランピング施設「TOTTORI SAKYU MOON PARK 鳥取砂丘ムーンパーク(仮)」を提案する。

 2022年7月に基本協定と貸付契約を締結し、9月に現在の施設などの引き渡しが行なわれた後、2023年春の開業を目指す。「鳥取砂丘」の西側エリアでは、昭和50年代に整備された公共施設が更新時期を迎えており、鳥取市・鳥取県ではこれらの施設を活用する公募型のプロポーザルを募集した。

「鳥取砂丘ムーンパーク」は、「砂丘」と「月面」をモチーフに、鳥取砂丘全体を考慮した「体感する」エリアを構築する。山陰海岸ジオパークの地域の気候風土に配慮したプランニングを行なうほか、旧サイクリングターミナル、旧柳茶屋キャンプ場、旧こどもの国キャンプ場エリアの3拠点を一帯整備する。

コンセプトは「砂丘時間」
全体の整備計画

 老朽化したサイクリングターミナルを整備・修繕し、キャンプ・グランピング場の窓口としての役割を持たせる。既存建物を活かし、外装・1階部分をリニューアル。2階部分は機能を残し、これまで通り校外学習をはじめとする各種研修用途にも対応する。また、宇宙ショップ・アンテナショップを備える。

 宇宙有人基地をイメージし、南極地域の居住基地として開発された移動基地ユニットを、トレーラーハウスのグランピング「スペースモバイルユニット」として導入予定。またサウナエリアでは、砂丘ベンチに座ってプロジェクションマッピングで月面を楽しめる「コスモサウナ」を展開する。

 さらに、グランピング施設としては、エコ素材「M-WoodII」を用いたデッキにドームテントを活用したものを用意。既存建屋を活用した全天候型屋外レストランなども増設する。