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JALの2022年初日の出フライトに密着。ファーストクラスもあるエアバス A350&絶対見れる日の出で最高の年初に!

2022年1月1日 実施

JALが「2022 初日の出 初富士フライト」を実施

 JALは2022年1月1日、羽田発着の機内で新年の日の出を臨む「初日の出 初富士フライト」を実施した。

 初日の出フライトは、上空で日の出を待つため天候の影響を受けにくく、地上では雲がかかって太陽が見づらいという天気でも「確実に初日の出が見られる」ということから人気を集めており、新年早々にチャーター機で遊覧飛行するという特別感もあって例年応募が殺到。今回も応募倍率約5倍のなかから運よく抽選で選ばれた256名(+幼児1名)が新年早朝の羽田に集まった。

 この日の機材は、ファーストクラス12席、クラスJ 94席を含むエアバス A350-900型機を初日の出フライトとして初めてチャーターしており、使用したのは13号機(登録記号:JA13XJ)。便名は令和4年元旦にちなんでJL4101便となっていた(ちなみに成田発着の初日の出フライトの機材は国際線仕様のボーイング 767-300ER型機)。

 出発前の式典には代表取締役社長の赤坂祐二氏が出席し、「2022年最初のフライトで、皆さまは今年最初のお客さま。本日の機材A350-900は日本航空の新しいフラグシップ機で、低燃費・低騒音で非常に快適性の高い飛行機です。また、A350は機外に2つのカメラを装備しており、座席のモニターで飛行中の模様を見ることができます。窓からの風景と合わせて、迫力あるシーンを楽しんでください」と話し、参加者を送り出した。

 5時46分に日の出前の羽田を発った機体は6時10分過ぎに南アルプス上空へ到達して待機状態になり、旋回しつつ明るくなっていく空と富士山のコントラストを楽しんだのち、6時41分の初日の出を鑑賞。何度も機体を旋回して左右両側の乗客にダイナミックな日の出の様子を提供し、参加者も手持ちのカメラで思い思いに撮影を楽しんでいた。その後、機体は茨城方面へ北進したのち転回、羽田へは7時51分に着陸した。

 なお、参加者には、厚手のトートバッグに入ったおせち風弁当・お茶、日本酒・升、紅白まんじゅうが配られたほか、受付時には折り紙の鶴やジャルパックのラゲージタグ、整備士作成のオリジナルキーホルダー、手書きメッセージの入った年賀状、ミニモデルプレーン(ワクチン接種証明・陰性証明の提示者)、搭乗証明書(機内配布)など、盛りだくさんのギフトが用意されていた。

 以下、離陸から初日の出を臨むまでの様子を写真で紹介する。

日本航空株式会社 代表取締役社長 赤坂祐二氏
12番スポットから出発。便名はJL4101便
走り高跳びで東京2020オリンピックに出場したアスリート社員の戸邉直人さん(左端)も参加した
5時20分に搭乗開始。整備部門出身の赤坂社長は例年搭乗せず、参加者を見送るポリシーを貫いている
5時46分にブロックアウト、6時2分にテイクオフ。まだ空が暗く、月がきれいに見える
ネオンの映える街並みを眺めつつ機体は南アルプスへ向けて西へ飛ぶ
次第に空が明るくなり、富士山が輪郭を表わしてきた
6時41分、日の出
ひとしきり初日の出を楽しんでからドリンクサービスが始まる。このフライトには歴代制服(4代目、6代目、9代目)を着用したCAも乗務していた
2時間ほどのフライトを終えて7時51分に羽田へ戻ってきた
参加者に配られた品々
おせち風の弁当
弁当のお品書き
ミニモデルプレーンと整備士作成のキーホルダー
日本酒と升
紅白まんじゅう
和鶴とお茶