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JALの「2019 初日の出 初富士フライト」に搭乗してみた! 南アルプス上空で平成最後の初日の出を鑑賞
2019年1月2日 13:55
- 2019年1月1日 実施
新年明けましておめでとうございます。私ゆきぴゅーの2019年初搭乗はJAL(日本航空)! そう、元旦恒例、飛行機に乗って上空から初日の出や富士山を鑑賞する初日の出フライトです。
早朝4時に開館した羽田空港国内線ターミナルには続々と参加者が集まってきました。
搭乗前にゲートで行なわれたセレモニーではJAL 代表取締役社長の赤坂祐二氏から新春最初のあいさつがありました。まずは冒頭で2018年末の乗員による飲酒問題について「皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけした」と謝罪のことばが。そして「年が変わって心機一転、皆さまの信頼を回復できるよう一日一日安全運航を積み重ねていく所存」と述べました。
続いて2001年からスタートし、今年で10回目となるこの「初日の出 初富士フライト」については、「発売約30分で完売するほと大変人気のイベントということで、大変ありがたく思っています。本日は8名の客室乗務員のうち、3名の乗務員は歴代の制服を着用して搭乗しますので、ぜひ機内でお声がけを」と紹介し新春のあいさつを結びました。
この日は、2018ミス日本グランプリの市橋礼衣(いちはしのりえ)さんと2018ミス日本ミス着物の岡部七子(おかべななこ)さんが華やかな振り袖姿で搭乗。ゲートで行なわれた記念撮影には長い列ができていました。
この特別フライトには「お楽しみ抽選会」が用意されていて、参加者は搭乗前に希望の景品を選んで抽選券を箱の中へ。ちなみに景品は「JALパック国内旅行券3万円分」が2名に、「JALオリジナル江戸切子ペアグラス」と「JAL767-300ERモデルプレーン」がそれぞれ5名、という豪華な内容。新春運試しとなる抽選会は機上で行なわれ盛り上がりました。
乗客215名(うち幼児1名)と報道関係者やスタッフ、乗務員を乗せたJL1911便は5時46分に羽田空港を出発。その後6時3分に離陸し西へと向かいました。目指すは長野県の駒ヶ根市上空。「今年の干支にちなんで、本日の客室乗務員は全員が猪年です。よいフライトになりますよう努めさせていただきます」のアナウンスには機内から大きな拍手が。
離陸してから約15分後に富士山近くを通過したJL1911便。今年は南アルプス上空で初日の出を鑑賞し、その後羽田に戻るというルートです。ベルト着用サインが消えたあとは、ミス日本のお2人が参加者全員に搭乗証明書を配るというサービスがありました。
続いて、搭乗したジャルパック 執行役員の飯島伸二氏からは「おかげさまでこの特別フライトは、毎年ご参加くださっているお客さまもいるほど人気のツアー。1964年に生まれたジャルパックブランドは、今年55周年という節目の年となる。ますますお客さまに満足してもらえるようなサービスをしていきたい」とあいさつがありました。
その後、機長からはこんなアナウンスが。
「当機はこのあと、富士山と初日の出鑑賞ポイントで4~5周ほど旋回します。そして駒ヶ根市上空をあとにして、軽井沢や群馬県のみなかみ町上空などを経て栃木県の日光方面へ向かいます。皆さまどうぞこの特別な時間をご堪能ください」
いつ太陽があがってもおかしくない状態で美しいオレンジ色に縁取られた東の空。そして6時45分過ぎ、今か今かと待ち望んでいた瞬間がやってきました。水平線にかかっていた雲の切れ間からほんの少しだけ太陽の光が見えた瞬間、機内では「お~!」「出た~!」などと歓声が。ちなみに旋回している機内では照明を少し暗く設定されています。
初日の出鑑賞後は進路を北東に変え、栃木県の日光付近まで行ったJL1911便は、再び羽田へ向けて南下。茨城県と千葉県の上空を通って7時47分に羽田空港に着陸しました。ゲートでは赤坂社長が再び立ってお出迎え。なかには赤坂社長に握手を求める参加者の姿もありました。