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戌年CAが歴代制服を着て乗務した、JALの「2018 初日の出 初富士フライト」
ジャルパックの人気企画。便名は2018年元日でJL1811便
2018年1月1日 14:47
- 2018年1月1日 実施
JAL(日本航空)は2018年1月1日、羽田空港発の飛行機の中で新年の日の出を臨む「初日の出・初富士フライト」を実施した。ジャルパックがボーイング 767-300ER型機をチャーターして行なったもので、今回が9回目(JALが初日の出フライトを初めて実施したのは2001年)。窓側席は発売開始30分で売り切れ、全席が当日中に完売した人気企画で、毎年参加するリピーターも多いという。
機材は「JAL SKY NEXT」仕様のボーイング 767-300ER型機で、ファーストクラス5席、Class J 42席、普通席205席の3クラスが用意された。便名は2018年元日ということで、JL1811便。日の出前の5時45分に羽田を発ち、南アルプス上空で旋回して初日の出と初富士山を楽しんだのち、茨城県の日光上空を経て8時に羽田へ戻るというスケジュールが組まれていた。
このフライトにはJAL 代表取締役社長の植木義晴氏、ジャルパック 執行役員の谷吉一宏氏、2017年ミス日本グランプリ/ミス着物の高田紫帆さん、2017年準ミス日本の宮西伽奈さんが同乗。早朝から集まった参加者は搭乗が始まるまでの間、10番ゲート前で植木氏、高田さん、宮西さんと記念撮影を行なっていた。
211名のツアー参加者に、スタッフ/報道陣などを加えて244名、さらにパイロット2名と戌年のCA(客室乗務員)8名を含めた計254名を乗せて、5時51分に離陸。
機内では植木氏、谷吉氏、ミス日本の2人が搭乗証明書を参加者一人一人に手渡しで配布し、笑顔で言葉を交わす。離陸から30分ほどで南アルプス上空、富士山を望むポイントまで到達し、日の出を待って機体が旋回を開始する。6時45分過ぎ、稜線が次第に明るくなり、ついに日の出。高度は6100m付近で、機内が一気にオレンジ色に染まった。機体が旋回するためどちらの窓でもご来光を拝めるように配慮されており、機体側面が東を向くたびに機内では大きな歓声が上がっていた。
このフライトでは8名のCAのうち、3名はJALの歴代制服を着用しており、門田稔氏がデザインした1953年6月~1953年9月の初代(3号)、森英恵氏がデザインした1967年3月~1970年6月の4代目、同じく森英恵氏がデザインした1977年10月~1987年12月の6代目制服をそれぞれ身にまとって乗務した。
南アルプス上空を後にしたJL1811便は、茨城県上空を経由して7時47分に羽田へ着陸、7時53分にブロックイン。2018年の初日の出 初富士フライトが終了した。