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JAL、本田真凜がサプライズで見送った初日の出フライト。SAF搭載などで赤坂社長「CO2排出実質ゼロを先取り」
2023年1月1日 05:54
- 2023年1月1日 実施
JALは2023年1月1日、羽田発着の機内で新年の日の出と富士山を臨む「初日の出 初富士フライト」を実施した。
初日の出フライトは、上空で日の出を待つため天候の影響を受けにくく、地上では雲がかかって太陽が見づらいという天気でも「確実に初日の出が見られる」ということから人気を集めており、新年早々にチャーター機で遊覧飛行するという特別感もあって例年応募が殺到している。
今年の機材は2022年に引き続き、ファーストクラス12席、クラスJ 94席を含むエアバス A350-900型機(X11)で、募集定員は350名。2022年は250名だったので、前回から100名も増えている。ちなみに成田でも実施しており、こちらは国際線仕様のボーイング 787-8型機で、募集定員は174名(2022年はボーイング 767-300ER型機で155名の募集)。
式典に登壇した代表取締役社長の赤坂祐二氏は、同社を含む航空業界が2050年までにカーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)を目指していることに触れ、「次世代に受け継ぐためにすべてのフライトでカーボンニュートラルを達成する目標を立てている。本日はそれを先取りでご提供する」と述べ、機材が省燃費でCO2排出量の少ないA350型機であることと、SAF(持続可能な航空燃料)を搭載していること、「JALカーボンオフセット」の取り組みを使っていること、これらを組み合わせて実質カーボンニュートラルのフライトになっていることを説明した。
また、式典にはJAL所属のフィギュアスケーターの本田真凜選手が臨席しており、「皆さんをまぶしい笑顔で見送っていただくことになっている」とサプライズゲストを紹介。「空も飛行機も好き」とあいさつした本田選手は、搭乗が始まると乗客一人一人を笑顔で見送っていた。
なお、参加者には、厚手のトートバッグに入ったおせち風弁当・お茶、日本酒・升、紅白まんじゅう、国際線ファーストクラス茶菓のいもけんぴが配られたほか、受付時には折り紙の鶴やジャルパックのラゲージタグ、整備士作成のオリジナルキーホルダー、手書きメッセージの入った年賀状、搭乗証明書(機内配布)など、盛りだくさんのギフトが用意されていた。