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ビデオ会議に翻訳字幕を表示するWindows/Mac版ポケトーク字幕。松田会長「逐次通訳は2倍の時間、字幕は一瞬」
2021年12月9日 22:19
- 2022年1月~ 提供開始
ソースネクストは12月9日、Windows/Macアプリの「ポケトーク字幕」を発表した。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsのようなビデオ会議システムの画面上に、それぞれが設定した言語で会話の内容を翻訳して字幕表示するアプリケーションで、82言語に対応。話した言葉は最大2言語に同時翻訳できる(日本語で話して英語と中国語、など)。
以前からポケトーク端末とPCを組み合わせて同様の機能を実現していたが、今回決定的に異なるのは、翻訳機能をアプリ側に持たせたことで、物理的なポケトーク端末が不要になったという点だ(関連記事「外国語のビデオ会議がスムーズになるポケトーク新機能。実際のデモを見てきた」)。
対応OSはWindows 11/10/8.1(2022年1月提供)とmacOS 12/11/10.15/10.14(2022年2月提供)。月額利用料は1100円、年額は1万3200円で、2022年3月末までは無料で使うことができる。
発表会に登壇した代表取締役会長 兼 CEO 松田憲幸氏はこのアプリ版ポケトーク字幕について、「創業して25年、今日がもっともエキサイティングな発表」と表現し、実際にデモンストレーションで話した言葉が瞬時に翻訳、字幕表示される様子を実演してみせた。
翻訳するには、対象の言語を設定して、ボタンを押してから話すだけという点は、携帯端末版のポケトークの使い方と同じ。
松田氏は、「対面でもオンラインでもポケトークで便利になる。言葉の壁をなくすというミッションは、これまで少しずつ崩してきた実感がある。特に今回はオンラインで使えるようになったので活躍するはず」と述べ、「言葉の壁は言語だけだと思っていたが、逐次通訳はどんなに早くても2倍の時間がかかる。字幕は瞬時に表示できる」とポケトーク字幕が持つ“速さ”というアドバンテージを強調した。
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