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スプリング・ジャパン、社名変更後初フライト。「カタカナ社名は日本らしさ」と米澤社長
2021年11月6日 11:17
- 2021年11月6日 実施
スプリング・ジャパンは11月6日、社名変更後初めての運航に合わせて、成田空港第3ターミナルで記念品の配布やスタッフによる見送りを実施した。対象になったのは、広島行きのIJ621便。
同社は11月1日付で「春秋航空日本株式会社」から「スプリング・ジャパン株式会社」へ商号を変更している。その狙いについて代表取締役社長の米澤章氏は、JALグループの一員になったことも理由の1つとしながら、「利用者の皆さんにSPRING JAPANというブランドへ愛着を持っていただいているが、ブランドと社名と一致させることでより分かりやすくした。ロゴも刷新しており、この緑のロゴをしっかりと知っていただきたい。JALグループではあるがフルサービスキャリアではなくLCCなので、低価格の運賃でいろいろな方に乗ってほしい。心躍る旅行を提供したい」と説明する。
米澤氏によると、緊急事態宣言中のここ3か月の利用率は40%くらいだったものが、解除から急速に回復しており、年末には70%くらいまで戻るとみている。この日の広島行きIJ621便も、189席中153席(+幼児2名)と8割の搭乗率になっており、好調な様子がうかがえる。
社名にカタカナを選んだ理由について、「日本では若年層にも分かりやすく、個人的にも(カタカナ表記を)気に入っている。中国では理解されないので英語を使っていくが、一方で本土でカタカナは『日本らしい』と受け止められている。機会によってはカタカナを使っていきたい」と米澤氏。
同社の機材は6機保有するボーイング 737-800型機で、この日、社名変更後初フライトのために用意した5号機(登録記号:JA05GR)は、新しいロゴで塗装し直したもの(10月2日から運航中)。