JR北海道、「北海道ボールパークFビレッジ」開業で北広島駅を改修。ナイトゲーム時は運行計画も変更

新球場開業に伴い北広島駅のホームを延伸

　JR北海道は、2023年3月に「北海道ボールパークFビレッジ」と新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が北広島市に開業することを受け、最寄駅となる北広島駅の改修とナイトゲーム開催時の運行計画の検討を進めてきた。

北広島駅の設備改修

　12月25日に、北広島駅のホーム延伸部とエレベーター改札口の供用を開始する。新球場での試合終了後、北広島駅の混雑が予想されることから、札幌方面ホーム（3・4番線）を延伸した。延伸部は、新球場でのプロ野球試合終了後の時間帯に使用することとし、4番線を発着する列車の停止位置を変更して混雑緩和を図る。対象列車は、デイゲーム開催時が15時以降に発着するすべての列車、ナイトゲーム開催時が20時以降に発着するすべての列車となる。

　また、北広島駅には札幌方面・千歳方面それぞれのホームに各1基のエレベーターを備えているが、改札口がなく、エレベーターを利用する際に駅係員に声をかける必要があった。今回、エレベーターの手前に自動改札機を設置する。

停止位置変更イメージ

エレベーター改札口を新設

プロ野球ナイトゲーム開催時の運行計画

　新球場の来場者交通分担率では、球場に満員の入場（3万5000人）があった場合、39％にあたる1万3500人（うち札幌方面は1万1500人）の利用者が発生する想定となっている。このため、新球場でのプロ野球ナイトゲーム開催時には、帰りの時間帯に臨時列車の運転などを実施する。

　北広島駅始発の札幌行き臨時快速列車を6本運転するほか、「快速エアポート」よりも停車駅が少ない速達タイプの「特別快速エアポート」も、札幌行きの2本が北広島駅に臨時停車する。

　さらに、北広島駅を20時以降に発車する札幌方面行き列車については、すべて6両編成での運転として輸送力を確保する。

ナイトゲーム開催日の北広島駅札幌方面時刻表

臨時快速列車と「特別快速エアポート」の臨時列車

札幌～北広島間の列車停車駅（ナイトゲーム開催時）

北広島駅と主な駅の所要時分