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京都・元新道小学校跡地に高付加価値ホテル。宮川町歌舞練場なども新築。花街文化の価値向上を図る。2025年夏ごろ開業へ

2021年9月7日 発表

NTT都市開発と京都市、新道自治連合会が「元新道小学校跡地活用計画」の内容について覚書を締結

 NTT都市開発と京都市、新道自治連合会は9月7日、基本協定を締結していた「元新道小学校跡地活用計画」の内容について合意し、覚書を締結したことを発表した。2025年夏ごろの開業を目指して事業を進める。

 計画では、新道地域では「新道小学校」と花街の象徴「宮川町歌舞練場」が共存してきた歴史、文化を踏まえたものとし、新道小学校跡地に歴史と風情ある街並みを継承する宿泊施設を建設。

 全89室を予定する高付加価値の宿泊施設とし、周辺の歴史的景観と調和するデザインとする。また、新道通、大和大路通の両方にエントランスを設けることで、町と宿泊施設の連携・回遊性を創出する。規模は地上4階、地下2階。

 このほか、宮川町歌舞練場は建て替え、地上3階、地下2階建ての施設とするほか、施設北側に宮川筋とつながる歩行者専用通路を整備。新たな歩行者動線の整備により、地域の回遊性向上などを図る。

 さらに、今回の合意には、NTT都市開発が地域の活性化と魅力あるまちづくりの推進に貢献するよう努めることや、風情が漂う歴史的町並みの保全と新たなまちの魅力の創出に資するとともに、地域コミュニティの活性化を図るため、相互に協力することなどが含まれ、自治会活動スペースや防災拠点となる“地域施設”も新築される。

事業コンセプト
全体計画の概要
施設レイアウト
宿泊施設の概要
地域施設の概要
歌舞練場の概要