ニュース

NTT都市開発、昭和8年建築の小学校をホテルに。京都・清水寺近くに2019年冬開業予定

運営はプリンスホテルを予定

2018年10月11日 発表

NTT都市開発が、京都・清水寺近くの清水小学校既存校舎を活かしたホテルの建設に着手

 NTT都市開発は10月11日、京都市東山区清水で旧清水小学校の跡地を利用したホテルの新築工事に着手したことを発表した。

 このホテルは、「記憶を刻み、未来へつなぐ」をコンセプトに、小学校がこの地で刻んできた歴史を未来へ継承することを目指し、開校当時から育んできた地域とのつながりを尊重して開発するというもの。

 明治2年(1969年)に開校した下京第27番組小学校にはじまり、昭和8年(1933年)に現在地に移転新築された清水小学校の、既存校舎のアーチ型開口や軒下の船腕木装飾など特徴ある外観を保存し、構造躯体の補強、付属施設を追加のうえ、ホテルとしての内装や設備を整備。

 法観寺八坂の塔を間近に望み、東山を背景に京都の町並みを一望できる立地で、地上4階、延床面積約6800m2、客室全48室の、眺望を活かした客室・施設とする。

建設されるホテルのパースイメージ

 竣工は2019年秋、開業は2019年冬を予定。プリンスホテルが運営を予定している。

計画概要

所在地:京都府京都市東山区清水2丁目ならびに4丁目
敷地面積:7120.67m2
延床面積:約6800m2
規模:地上4階
客室数:48室(予定)
付帯施設:レストラン・フィットネス・スパなど
着工:2018年10月
竣工:2019年度秋(予定)
開業:2019年度冬(予定)
事業主:NTT都市開発株式会社
ホテル運営:株式会社プリンスホテル
基本設計:株式会社東急設計コンサルタント
設計・施工:株式会社大林組
デザイン監修:株式会社乃村工藝社A.N.D.