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特別機内食や伝統舞踊でタイ旅行気分が味わえる成田発着チャーター実施! 五感で楽しめる人気企画をレポート

「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~タイ~」

2021年5月15日 実施

5月15日に成田国際空港で「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~タイ~」が開催された

 JAL(日本航空)、ジャルパック、タイ国政府観光庁、NAA(成田国際空港)は、成田発着の周遊フライト「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~タイ~」を5月15日に共同開催した。同企画はシンガポール、台湾に続く第3弾だ。

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い海外への渡航が難しい状況のなか、航空会社の保有する機材を活用して限定機内食や人気渡航先のコンテンツをユーザーに提供。海外旅行気分を味わってもらうとともにコロナ後の旅行の需要を見据えたものとなっている。旅行代金はビジネスクラスが窓側1席5万8000円、通路側1席5万円、エコノミークラスが窓側2席2名利用6万3000円、1名利用5万5000円、窓側翼の上2席2名利用5万7000円、1名利用4万9000円、通路側・中央1席1万9000円。

フライト前にはタイ伝統舞踊ショー。模擬入国審査実施などコンテンツも盛り沢山

「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~タイ~」は手軽に海外旅行気分が味わえると発売当初から話題になっており、約4倍の倍率から抽選で当選した161名(乳幼児含む)の参加者が空港に集合。当日は10時からチェックインがスタートし、特別仕様のモニター表示が参加者をお出迎え。健康チェックシートの記入と提出、検温が必須で、オプションとして事前に自宅で行なうPCR検査も提供していた。

チェックインカウンター周辺の様子。特別仕様のモニターがお出迎え
受付前にはJAL整備士手作りの足踏み式消毒液噴射器を設置
1人ずつしっかりと検温
健康チェックシートも記入が必須だった

 続いて保安検査場前では、タイ国政府観光庁による模擬入国審査を実施。駐日タイ王国特命全権大使のシントン・ラーピセートパン氏と、タイ国政府観光庁 東京事務所所長のセークサン・スィープライワン氏がスタンバイ。参加者は配布済みのスペシャルパスポートでフライト(=タイへの入国)ということで、入国スタンプを押してもらっていた。

タイ国政府観光庁による模擬入国審査を実施
チャーターフライト専用のパスポート
駐日タイ王国特命全権大使のシントン・ラーピセートパン氏に直接スタンプを押してもらうことができた
スタンプは国旗を両手に持つマムアンちゃんがデザインされている

 保安検査を通過するとバナーをはじめとするデコレーションが目の前に。タマリンドやマンゴーなどの食材やフルーツ、タイ国政府観光庁マスコットキャラクター・ハッピーちゃんを紹介。クイズラリーも開催し、すべて答えるとメモ帳をプレゼント。また、メルマガ登録でガイドブックとペンも進呈していた。

保安検査場を抜けるとイベントならではのデコレーションが施されていた
短時間でサクッと楽しめるクイズラリーも実施
クイズラリーやメルマガ登録でペンやメモ帳、ガイドブックなどをプレゼント
プレゼント引き換え&メルマガ登録ブース

 出発前には各種イベントも実施。シントン・ラーピセートパン大使のあいさつでは、「タイと日本はお互いに好意を持っている関係で、毎年100万人規模の往来がありました。今回のフライトで少しでもタイの雰囲気を感じていただき、タイを忘れずにいていただけたら」と話した。また同企画についても「応募が4倍ほどあり、新型コロナウイルス感染症で大変な時期ながらタイのことを皆さんが好きでいてくれるからこそ実施できたイベントです。短い時間ですが、舞踊で文化を、機内では食事や映像による景色や観光地の紹介などをはじめ五感で感じるタイが今回の見どころです」とした。

駐日タイ王国特命全権大使のシントン・ラーピセートパン氏があいさつ

 さらにタイ国政府観光庁 東京事務所所長のセークサン・スィープライワン氏にも同企画に期待する部分をうかがうことができた。氏は「タイは日本の皆さまにとても人気の渡航先です。今回のイベントの実施は参加者の皆さまをはじめ多くの方が“次の旅行に行きたい”と考えたときにタイを一番に思い浮かべていただけたらという思いを込めています。今回はバーチャルな体験ですので、今後状況が改善された際はぜひリアルにタイへ旅行で訪れていただけますとうれしいです」と話してくれた。

タイ国政府観光庁 東京事務所所長のセークサン・スィープライワン氏

 搭乗前イベントでは、日本を拠点に活動する「バーンラバムタイ舞踊団」が出発前に美しく繊細な舞踊を披露。タイ北部の「フォン・ナタ・ウェンピン」では名産品の傘を片手に伝統楽器のメロディで舞い、舞台のオープニングでも使われるタイ南部の古典「ラム・サッチャートゥリー」では太鼓のリズムで優雅さと力強さの両方を表現していた。なお、入れ替え制で3回行なうなど参加者と演者が密にならないように感染防止対策もしっかりされていた。

「バーンラバムタイ舞踊団」が傘を使用した「フォン・ナタ・ウェンピン」を披露
タイ南部の古典「ラム・サッチャートゥリー」

 搭乗ゲート付近にはフォトスポットも用意。華やかな衣装をまとったダンサーらと写真撮影が楽しめるとのことで、多くの参加者が一緒に撮影をしていた。

フォトスポットも搭乗ゲート付近に設置
フォトスポットは2か所あり、お好みの背景で撮影が楽しめた

いよいよ出発! フライト中は抽選会やタイならではの食事を堪能

 参加者らは成田空港 第2旅客ターミナルビルの国内線搭乗ゲートDへと移動。モニターには便名「JL9999」の文字を表示。これはタイ語の数字9に「前に進む」という意味があり縁起がよく、ともにこの苦境を乗り越え、いつか皆さまをタイでお迎えできますようにという祈りを込めたものだそう。

前に進むという意味の9をフィーチャーした便名
通常のフライトとともに出発用モニターにもしっかり表示

 今回の機材ボーイング 767-300ER型機へは、バスを使って11時25分過ぎから移動と搭乗を開始。スタッフたちの横断幕に迎えられ参加者らに笑顔があふれる。12時9分にブロックアウト。12時26分に離陸して空の旅へ。約3時間弱かけて、成田→新潟→岩手→襟裳岬→帯広→千歳→仙台→成田を巡った。

駐機中のボーイング 767-300ER型機
横断幕でスタッフがお出迎え
参加者は搭乗前に記念撮影を楽しんでいた
さまざまな場所でメッセージを送っていた
シントン・ラーピセートパン氏とセークサン・スィープライワン氏もフライトに搭乗
タイ伝統舞踊ショーの出演者もお見送り
地上係員らも全力で手を振っていた

 機内では旅行券やタイグッズをはじめ、人気アイテムが当たる抽選会を実施。もちろん参加者全員にギブアウェイがあり、搭乗記念品としてJALオリジナル搭乗証明書、タイを感じるお土産品としてガパオライスのセットやココナッツジュースなど、笑顔になれるアイテムチョイスだった。

機内ではJALオリジナル搭乗証明書を配布
搭乗記念品としてガパオライスの素、ジャスミン米、ココナッツジュース、バゲージタグ、ぬいぐるみ。さらに各種ガイドブックなどを配布
フライト中の抽選会では旅行券やタイ人気スパブランド「HARNN」のプロダクトやハッピーちゃんのぬいぐるみ、NAAスピーカーなどがプレゼントされた

 フライトのお楽しみといえばやはり機内食。今回は人気の高いタイメニューをフィーチャーした特別食をビジネスクラス、エコノミークラスで提供。

 ビジネスクラスのアペタイザーは「ヤムウンセン」「ソフトシェルクラブのプーパッポンカリー」「パッパッブン/ムーヤン/ナムチムジェオ」。サラダは「ソムタム」。メインは「ガイガパオライス」、デザートは「マンゴープリン」。パクチーは別添えでお好みで使うスタイル。

ビジネスクラスの特別メニュー
アペタイザーは「ヤムウンセン」「ソフトシェルクラブのプーパッポンカリー」「パッパッブン/ムーヤン/ナムチムジェオ」
サラダは定番の青パパイヤを使った「ソムタム」
メインは「ガイガパオライス」
デザートは「マンゴープリン」
パクチーは別添えとなっている

 エコノミークラスは、アペタイザーが「パッパッブン/ムーヤン/ナムチムジェオ」に「ヤムウンセン」。メイン「ガイガパオライス」で、デザートは「マンゴープリン」。別添えでパクチーも。

エコノミークラスの機内食
アペタイザーは「ヤムウンセン」「パッパッブン/ムーヤン/ナムチムジェオ」
メインの「ガイガパオライス」
デザートは「マンゴープリン」
パクチーは別添え

 約5時間ほどの全行程でタイメニュー機内食に舌鼓し、出発前には舞踊でカルチャーの側面を堪能。五感でタイを感じ、再び地上に降り立ったときにはすっかり旅行を終えた気分になれる同企画。もちろんギブアウェイのガパオライスセットとココナッツジュースは、自宅でもタイ気分が続くようにという心遣いからとのことだ。

 なお、NAAの担当者は各政府観光局とタッグを組むなかで、各国の観光エリアや名産・文化など特色豊かなコンテンツにより、回を重ねても毎回フレッシュな内容で企画を届けることができると話してくれた。オプションとして提供中の「成田国際空港スペシャルバスツアー」(別料金1万円)も好評とのことで、「少しでも空港施設に魅力を感じていただけたらうれしい」と語った。

 6月12日には第4弾「チャーターDE海外旅行気分を満喫!~オーストラリア~」を予定している。5月14日から18日23時59分まで応募を受付中(抽選販売)。日本にいながら旅気分を味わいたいならば、今すぐ応募してみては!?