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長崎・天草「世界遺産巡礼の道」465kmをめぐるための公式サイト開設

2021年4月30日 開設

世界遺産「中江ノ島」(平戸市)

 長崎県は、「長崎と天草地方の『世界遺産巡礼の道』」オフィシャルWebサイトを4月30日に開設した。

 巡礼の道は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」や、関連する遺産が点在する5つのエリアで構成。5つのエリアは、それぞれの地域の歴史に応じて分けられている。

 平戸市の平戸港交流広場をスタート地点とし、長崎県内14市町、熊本県内2市町を通り、長崎市の大浦天主堂をゴール地点とする巡礼路になっており、総延長は約465km。その間に全35のゆかりのスポットがある。各巡礼路の始点・終点が定期船やバスなど公共交通と接続しているので、どこからスタートしても、巡礼路の順番どおりに進まずとも、楽しむことができるという。

 今後、県内外から巡礼の道を利用してもらうため、パンフレットの作成、アプリの開発、ルートサインの整備、周知啓発イベントの開催などを行なっていく。

世界遺産「頭ヶ島の集落」(新上五島町)
世界遺産巡礼の道 全体図

5エリアのテーマ

1「密かな聖地を巡る道」

世界遺産: 平戸の聖地と集落
地域: 平戸市

2「新天地への開拓移住の道」

世界遺産: 黒島の集落、野崎島の集落跡、頭ヶ島の集落、奈留島の江上集落、久賀島の集落
地域: 佐世保市、小値賀町、新上五島町、五島市

3「希望を与えた予言の道」

世界遺産: 外海の出津集落、外海の大野集落
地域: 長崎市

4「キリシタン大名と少年使節の道」

地域: 長崎市、西海市、佐世保市、川棚町、波佐見町、東彼杵町、大村市、諫早市、雲仙市

5「キリスト教繁栄と島原・天草一揆の道」

世界遺産: 原城跡、天草の崎津集落、大浦天主堂
地域: 雲仙市、南島原市、熊本県天草市・苓北町、長崎市