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日本旅行業協会、優れた企画旅行を表彰する「ツアーグランプリ」が2年ぶりに復活

「JATAの道プロジェクト」が2021年で最終回

2021年2月25日 開催

「ツアーグランプリ 2019(Tour Grand Prix 2019)」より

 JATA(日本旅行業協会)は2月25日、東京・霞が関の本部で定例会見を開催。

 理事・事務局長の池畑孝治氏、海外旅行推進部 副部長の薦田詳司氏、総務・広報部 担当部長の渡邉泰氏、事務局次長の渡辺正樹氏らが出席し、JATAの取り組みについて紹介した。

2年ぶりに「ツアーグランプリ」が復活

 JATAでは「ツアーグランプリ 2021(Tour Grand Prix 2021)」のエントリーを4月16日まで受け付けている。

 ツアーグランプリは、旅行業における企画力・マーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外旅行・国内旅行で最も優れた企画旅行(募集型・受注型)、訪日旅行で実施された企画提案、海外オンラインツアーから優れた作品を表彰する顕彰事業。

 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になり、2年ぶりの開催となるため、選考対象となる企画は「2019年4月から2021年3月末まで」に催行された企画旅行になった。また、コロナ禍を受けてオンラインツアーも対象になっている。薦田氏は、「ワーケーション、マイクロツーリズム、オンラインツアーなど新しい旅のカタチを共有して、業界を元気づけたい」と期待を寄せた。

ツアーグランプリ 2021(Tour Grand Prix 2021)

スケジュール:
[4月16日]応募締切
[5月中旬]第1次選考会
[5月下旬]第2次選考会
[6月21日]発表・表彰式
対象企画: :2019年4月から2021年3月末までに催行された企画旅行(募集型・受注型)、訪日旅行で実施された企画提案、海外オンラインツアー動画
Webサイト: ツアーグランプリ

2019年のツアーグランプリ受賞企画
一般社団法人日本旅行業協会 海外旅行推進部 副部長 薦田詳司氏
総務・広報部 担当部長 渡邉泰氏

「みちのく潮風トレイル」を活用した「JATAの道プロジェクト」が最終回

 JATAは、環境省が復興のシンボルとして整備する東北地方太平洋沿岸地域の長距離の自然歩道「みちのく潮風トレイル」を活用した東北復興支援活動「JATAの道プロジェクト」を、2014年から会員企業向けに実施しているが、第7回となる2021年をもって本プロジェクトはいったん終了。来年度からは新たなプロジェクトを検討しているとのこと。

 3月11日~12日に実施する第7回の参加人数は、団長のJATA会長・坂巻伸昭氏をはじめ東武トップツアーズ、JTB、近畿日本ツーリストなどの経営層も含めた76名を予定。総力をあげて観光復興まちづくりに取組む「東松島市」を中心とした宮城県太平洋沿岸地域を訪ねる旅程になっている。

過去の「JATAの道プロジェクト」より
「JATAの道プロジェクト」開催実績
理事・事務局長 池畑孝治氏
事務局次長 渡辺正樹氏