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ナビタイム、2020年シルバーウィークの目的地検索の傾向発表。鳥取砂丘、出雲大社がランクアップで上位に食い込む
2020年10月2日 14:52
- 2020年10月2日 発表
ナビタイムジャパンの交通コンサルティング事業は、2020年シルバーウィークにおける目的地検索の傾向を発表した。
前年のシルバーウィークを比較し、2020年の目的地検索の傾向を分析した。全国の自動車利用を対象とし、ナビタイムジャパンが提供するナビゲーションサービス(NAVITIME、カーナビタイムなど)から同意を得て取得した経路検索条件データを活用した。
スポットランキング
目的地として検索された人気スポットを集計し、2020年の上位20スポットの傾向を分析した。鳥取砂丘や出雲大社など、屋外で自然がメインとなるようなスポットが大きく順位を上げたという。
密を避けての観光ニーズの高まりによるものと思われる。また、富士サファリパークや鴨川シーワールドなど、各都市圏から日帰りや1泊程度で移動できる範囲のレジャー施設も順位を上げている。公共交通機関を使わずに自動車でアクセスできる点が、人気を集めている要因だという。
トップ5
1位: 御殿場プレミアム・アウトレット
2位: 鳥取砂丘
3位: 日光東照宮
4位: 伊勢神宮
5位: 富士急ハイランド
ジャンルランキング
目的地として検索されたスポットを、3つのジャンル(宿泊温泉、旅行観光、遊ぶ趣味)として集計し、2019年の検索数と比べて増加した上位20ジャンルを分析した。中ジャンルでは、「自然」や「レジャーアウトドア」が多く、密を避けたスポットの検索が増えている様子が見られる。そのなかでも、昨年と比べて最も検索数が増えたのは、「ペンション/コテージ」で前年比3.83倍検索されていた。
人との接触が少ない宿泊地として人気が集まっているという。同じジャンル内でも、大規模イベントの自粛や人数制限などによる影響で、「イベントホール公会堂」や「スタジアム球場」は、前年に比べて減少傾向となっている。