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「Go To トラベル」東京追加で都民の検索傾向が変化？ 石川・和倉温泉や茨城・国営ひたち海浜公園などが人気。ナビタイム発表
2020年10月21日 11:49
- 2020年10月21日 発表
ナビタイムジャパンは、「Go To トラベル事業」に東京都が追加された10月を対象に、東京都内を出発地として検索された都道府県や検索スポットについて分析。その結果を発表した。
ナビタイムジャパンが提供する各種ナビゲーションサービス（「NAVITIME」「カーナビタイム」など）から同意を得て取得した経路検索条件データを活用し、「東京都内発の都道府県別検索数の変化」「東京都内発の検索スポットランキング」を分析している。
東京都内発の都道府県別検索数の変化
東京都内発の都道府県別検索数の変化では、東京都内を出発地として検索されたデータを抽出し、目的地として設定されたスポットを交通手段別に都道府県単位で集計。2020年9月最初の週末「9月4日～6日」と、10月最初の週末「10月2日～4日」を比較して、どの都道府県への検索数が増えたかを分析した。
公共交通では、石川県が1位。そのほかには新幹線や飛行機で移動するような、東京都から遠方の都道府県が人気を集めている。京都府では清水寺、長崎県ではハウステンボス、鳥取県では鳥取砂丘など、屋外の観光地が多く検索された。自動車では、福島県や群馬県など首都圏近郊の都道府県が上位を多く占め、温泉地が多く検索された。
東京都内発の検索スポットランキング
東京都内発の検索スポットランキングでは、東京都内発の都道府県別検索数の増加率が高かった都道府県を対象に、検索スポットランキングを集計。東京都内を出発地として10月上旬「10月1日～18日」に検索されたデータを抽出し、どのようなスポットが人気を集めているのかを分析した。公共交通は1位石川県、自動車は首都圏近郊で上位の2位福島県、3位群馬県、4位栃木県、6位茨城県を対象に集計している。
公共交通で1位の石川県で最も人気だったのは和倉温泉。そのほかに山代温泉や加賀温泉など、温泉地が多く検索されており、Go To トラベルを利用した温泉地での宿泊が人気を集めていると考えられる。また、新幹線でのアクセスがよい金沢駅周辺の兼六園や金沢21世紀美術館なども人気を集めた。
自動車で上位だった福島県、群馬県、栃木県、茨城県で最も人気だったのは、国営ひたち海浜公園。そのほかには日光東照宮を含む日光エリアのスポットが人気を集めており、秋の景色を求める人が多かったと考えられる。
また、公共交通と同様、草津温泉をはじめ、伊香保温泉やスパリゾートハワイアンズといった温泉地も多く検索されており、Go To トラベルを利用しての温泉地での宿泊が人気を集めたのではと分析している。
