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ANA FESTA、全国34空港/87店舗で地域共通クーポン利用可能に。羽田空港の店舗はGo To トラベル東京解禁にも期待感

2020年10月1日 開始

ANA FESTAは全国の空港で展開するギフトショップなどで「Go To トラベル地域共通クーポン」の取り扱いを開始した

 ANA FESTAは、全国34空港/87店舗を展開するギフトショップなどが「Go To トラベル地域共通クーポン」取り扱い店舗となり、10月1日よりクーポンによる支払いに対応した。

 Go To トラベルキャンペーンの一環として、旅行代金の15%分をクーポン券として配布する地域共通クーポンが10月1日からスタート。同社はこれに合わせて対応を開始したもの。旅行代理店などから配布されるクーポンには紙クーポンと電子クーポンの2種類があるが、両方に対応する。

 対象となるのは、ANA FESTAで取り扱う土産物や弁当、飲み物のほか、雑貨や小物などのグッズ類など物販アイテムすべて。例えば、羽田空港到着ロビーギフト店ではモデルプレーンやバッグ類などを取り扱っているが、こうしたアイテムも対象となる。

 ただし、ANA FESTAが展開する飲食店やカフェについては現状ではクーポンの利用ができない。これは飲食を提供する店舗は、地域共通クーポン取り扱い店舗であることに加えて、Go To Eatキャンペーン事業への登録が必要になるため。Go To Eatは自治体/地域ごとに登録申請を受け付ける流れとなることから、登録が完了した店舗から順次対応していく見込みだという。

ANA FESTA展開空港

北海道: 稚内空港、旭川空港、釧路空港、千歳空港、函館空港
東北・北陸: 大館能代空港、秋田空港、庄内空港、仙台空港、富山空港、小松空港
関東: 成田空港、羽田空港
東海・関西: 中部国際空港、伊丹空港、関西国際空港、神戸空港
中国・四国: 鳥取空港、米子空港、岡山空港、広島空港、宇部空港、高松空港、松山空港、高知空港
九州・沖縄: 福岡空港、佐賀空港、大分空港、長崎空港、熊本空港、宮崎空港、鹿児島空港、那覇空港、石垣空港

ANA FESTA展開空港

 10月1日に取材した羽田空港 第2ターミナル1階の羽田到着ロビーギフト店では、店舗の入口、レジ周りで地域共通クーポンの取り扱い店舗であることを掲示。同店の場合は利用可能エリアに「東京都」が含まれることが条件となる。

 先述のとおり、同店では弁当や飲み物、ANAオリジナル品を含むお土産物などに加え、モデルプレーンやバッグなどの雑貨・小物が充実した店舗で、クーポン対象となる商品の選択肢が多い。

ANA FESTA株式会社 羽田到着ロビーギフト店の増田未央店長

 同店の増田未央店長は、「新型コロナウイルスが広がってから空港が閑散としてしまって落ち込んでいたので、地域共通クーポンには期待している」と話す。ANA FESTAによると新型コロナの影響で売り上げは約7割減になったという。

 一方、9月の4連休には「2月以来初めてというぐらいの活気で、売り上げも大幅アップ」という状況とのことで、10月1日からは東京発着のGo To トラベルキャンペーンが始まることから「東京に来たいという方がたくさんいらっしゃると思うので、東京でたくさん観光していただいて、東京が盛り上がることを期待している」とコメント。

 羽田空港内のANA FESTA全体では、東京旅行から帰る人(出発する人)のクーポン利用が多くなると見られているが、到着ロビーギフト店は各地から東京を訪れた人がクーポンを使い始める店舗としてだけでなく、保安検査場を通過する前の方がお店の選択肢が多く、同店の取り扱い商品も豊富であることから、出発旅客の同店利用も期待されているという。

ANA FESTA 羽田到着ロビーギフト店
店舗入口やレジ周りで地域共通クーポン取り扱い店舗であることを掲示