ニュース
小田急と東京メトロ、新宿駅西口に地上48階の複合ビル計画。中低層部に商業施設。2029年度竣工予定
2020年9月9日 16:37
- 2020年9月8日 発表
小田急(小田急電鉄)と東京メトロ(東京地下鉄)は9月8日、新たな複合ビルの建設する東京・新宿駅西口地区の開発計画を発表した。新宿グランドターミナルの一体的な再編を象徴する大規模開発になるとしている。
新宿駅直近地区土地区画整理事業と一体となり、駅と街の連携を強化する重層的な歩行者ネットワークやにぎわい、交流を生み出す滞留空間を整備するとともに、災害時の帰宅困難者支援などの防災機能の強化、最新技術の導入による環境負荷低減に取り組む。
計画では約1万5720m 2 の敷地に、地上48階、高さ約260mのビルを建設。高層部にオフィス、中低層部に商業施設を備え、中間フロアには、来街者と企業などとの交流を促すビジネス創発機能を導入。低層部には小田急沿線や東京メトロ沿線の情報を発信する機能も備える。
今後、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定を受けるべく、東京都と新宿区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議などの手続きが進められていく予定。2022年度に着工し、2029年度に竣工することを目指す。