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小田急百貨店 新宿店本館、2022年9月末で営業終了。約55年間の営業に終止符。解体へ

2021年7月16日 発表

小田急百貨店は約55年間の営業に終止符。2022年9月末に営業を終了する

 小田急百貨店は7月16日、東京・新宿の新宿店本館の営業を2022年9月末をもって終了することを発表した。小田急(小田急電鉄)と東京メトロ(東京地下鉄)が進める新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴うもの。

 1967年に全面開業した新宿店本館は、小田急線と丸ノ内線の2棟の駅ビルの外観が同一パネルで統一された商業建造物で、西口広場とも一体化したデザインは新宿駅西口の象徴的な建造物として50年以上にわたって親しまれてきた。

 営業終了後は2022年10月以降に解体。小田急百貨店の営業は新宿西口ハルクに継承され、そのための改装工事に2022年春ごろより着手する。

 新宿駅西口地区開発計画では、オフィス機能、商業機能を備える、地上48階建ての複合ビル建設を予定。2022年10月に着工し、2029年度の竣工を予定している(関連記事「小田急と東京メトロ、新宿駅西口に地上48階の複合ビル計画。中低層部に商業施設。2029年度竣工予定」参照)。

小田急と東京メトロが新宿駅西口に計画する地上48階の複合ビル