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JR東海、東海道新幹線「のぞみ12本ダイヤ」で初運行。3月のダイヤ改正以降ようやく8月7日に実現

2020年8月7日 運行

全列車を最高時速285kmのN700Aタイプに統一することで「のぞみ12本ダイヤ」を実現した

 JR東海は、2020年3月のダイヤ改正で実現した東海道新幹線「のぞみ12本ダイヤ」を、8月7日に初めて設定・運行する。

 全列車を最高時速285kmのN700Aタイプに統一、東京駅での折返し時間を短縮するためATCブレーキの改良・駅設備の改良と清掃作業の見直しなどを行ない、「のぞみ」の1時間あたりの片道最大運転本数をこれまでの10本から2本増加し、1時間あたり12本を実現。利用客の多い時間帯に平均で「5分に1本」間隔で運行することが可能になっていた。

 しかし春のダイヤ改正以降、新型コロナウイルス感染症の影響から実際に12本で運行する機会がなかったが、夏休み時期を迎え、余裕をもった座席数の提供で混雑率を緩和するために12本ダイヤを初めて設定することになった。

 JR東海では、この余裕をもった座席数の提供のほかに、駅・車両などの消毒・清掃、飛沫感染防止対策といったさまざまな取り組みを進めており、それを「新型コロナウイルス感染症対策 JR東海からのお約束」として、ピクトグラムや動画を用いて、駅のデジタルサイネージやポスターなどで案内している。

全列車を最高時速285kmのN700Aタイプに統一、東京駅での折返し時間を短縮するためATCブレーキの改良・駅設備の改良と清掃作業の見直しなどを行ない、1時間あたり12本を実現した
3月14日に東京駅で開催した式典
新型コロナウイルス感染症対策 JR東海からのお約束