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テントキャビンやヴィラに泊まれる「Sport&Do Resort リソルの森」新グランピングエリアに行ってみた

2020年7月1日 営業再開

「Sport&Do Resort リソルの森」に新しくオープンしたグランピングエリア「グランヴォースパヴィレッジ」

「Sport&Do Resort リソルの森(旧リソル生命の森)」は、7月1日から営業を再開。その当日に、新しくオープンするグランピングエリア「グランヴォースパヴィレッジ」の内覧会を行なった。

 リニューアルでグランピング施設と天然温泉の露天風呂を持つ温浴施設「紅葉(もみじ)乃湯」がある「グランヴォースパヴィレッジ」エリアを新たにオープンし、既存宿泊施設や健康スポーツ施設「メディカルトレーニングセンター(メディカルトレーニングセンターの再開のみ現在未定)」の改修などもあわせて行なっている。

Sport&Do Resort リソルの森の全体図。総敷地面積は100万坪と広大
先の図の中央下あたりに新オープンのグランピングエリア「グランヴォースパヴィレッジ」がある
敷地内には16階建てホテル「ホテルトリニティ書斎」
グランヴォースパヴィレッジ側からもホテルが見える
レマン湖を模した屋外プール「ラク・レマンプール」
Sport&Do Resort リソルの森 グランヴォースパヴィレッジ

開業日: 2020年7月1日
所在地: 千葉県長生郡長柄町上野521-4
アクセス: 千葉外房有料道路「板倉IC」から約5分、圏央道「茂原長柄スマートIC」から約5分

「グランヴォー」という名前の由来だが、1979年に長柄町にある「長柄ふる里村」とスイス旧グランヴォー(2011年にグランヴォーはブール・アン・ラヴォーに統合)が姉妹協定を結んだことが由来とのこと。グランヴォーはレマン湖のほとりにありスイスワイン造りで有名。

 敷地内にはグランヴォースパヴィレッジのエリア以外にも豊富な施設を有していて、主な施設だけでも、レマン湖を模した全長130mの大型屋外プール「ラク・レマンプール」、自然共生型アドベンチャースポーツ&パーク「フォレストアドベンチャー・ターザニア」、ウェルネス施設「メディカルトレーニングセンター」「リソルクリニック」、新設された温浴施設「紅葉乃湯」のほかに大浴場「長柄カルナの湯」、会議室やホールとして「森のホール」「フォレストアカデミー」、ゴルフ場「真名カントリークラブ」などがある。ブライダルも受け付けていて、森のリゾートを活かしたガーデンウェディングやホテルウェディングなどもできる。

 食事のできるレストランとして「和食処 翠州(すいす)亭」「レストランスポール」「レストランブローニュ」などがあり、グランヴォースパヴィレッジには、カフェ「グランヴォ―カフェ」、カフェバー「BARもみじ」がある。

 施設内宿泊施設を見ると、グランヴォースパヴィレッジ内には、8張の「テントキャビン」、4室の「グランピングヴィラ」、29室の「テラスハウス」、定員2~6名でキッチンも備え長期滞在に向く「グランテラス」を11室用意する。そのほか、16階建ての「ホテルトリニティ書斎」では3タイプのスイートルームを40室、ログハウスの「コミュニケーションハウス」が25室、1棟貸切で8名まで宿泊可能な「ペットヴィラ」が2棟ある。

新オープンエリア「グランヴォースパヴィレッジ」のグランピングテントが並ぶエリア
テントキャビン
テントキャビン室内。最大で71m2ありテントとは一線を画すゆったりした広さ
天井に明かり取りの窓がある。布地を光が透過するので明るい
寝袋ではなくベッドが用意される
椅子と机もある
ランタンなど必要なものはすべて備え付け。スマホ向けのBluetoothスピーカーも
2張を借し切って使える「テントキャビン プレミアム」
グランピングエリアの間に4室だけある「グランピング ヴィラ」
グランピングエリアからホテルトリニティ書斎を見る
グランピングエリアの近くには、シャワーコテージ。トイレとシャワー、ランドリーを備える
タワーキッチンと焚火ガーデン
グランヴォーショップ
グランヴォーカフェ
カフェの壁面にはスイス連邦(右)、ブール・アン・ラヴォー(中央)、グランヴォー(左)の紋章が付けられる
ハーブ摘みを楽しめる「ハーブナーセリー」のコーナーが各所にある
案内表示板がオシャレな造り
くつろげるハンモックがたくさん置かれた「ハンモックガーデン」
広い芝生の広場もある
グランピングエリアからテラスハウスへと向かう場所
テラスハウスが連なっている
ウッドデッキは過ごしやすそうな造り
テラスハウスは2宿泊契約で1つの建物
テラスハウスの室内
テラスハウス室内で窓側を見たところ
窓の外はバルコニーが付いていてくつろげる
洗面と浴室も完備
トイレもちゃんとある
お茶やコーヒーなど
ハーブ狩り用のハサミや虫除けなど
建物横にバーベキュー用のグリルが置かれていた
部屋番号はさまざまな動物がモチーフになっていてカワイイ
このあたりはグランテラスが並ぶエリア
グランテラスの建物。こちらは1棟で3部屋あり1宿泊契約
グランテラスの寝室
グランテラスの居間
キッチンも備えていて料理ができる
洗面と脱衣所
広めの浴室も完備

 温浴施設「紅葉乃湯」が、グランヴォースパヴィレッジ内に新設されている。1階がスイスワインも楽しめるカフェバー「BARもみじ」で、階段で下に降りると浴場がある造り。男女浴場ともに露天風呂のある天然温泉(ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉)で、湯は少し黒褐色がかっていて、ガスを含んでいる。グランヴォースパヴィレッジとホテルトリニティ書斎の宿泊者のみ利用が可能。この建物はグランヴォースパヴィレッジでの宿泊受付場所にもなっている。

温浴施設「紅葉乃湯」とカフェバー「BARもみじ」が入る建物。コンクリートのモダンな造り
この建物は通りから見ると高さを抑えた目立たない構造になっている
階段を降りるとある浴室の入口。奥が女湯
紅葉乃湯の男湯
男湯屋内浴槽からの眺め
男湯の露天風呂
男湯の脱衣所
紅葉乃湯の女湯
女湯屋内浴槽からの眺め
女湯の露天風呂
洗い場も用意されている
女湯の脱衣所

 グランヴォースパヴィレッジのすぐ近くにある「和食処 翠州亭」では、寄贈された旧スイス大使館という国の登録有形文化財に登録されている歴史的建造物と見事な枯山水庭園に囲まれて会席料理の会食ができる。建物は昭和5年(1930年)に建てられ、1945年から1978年まで、スイス連邦共和国大使館として使用されていた。8月31日までは、宿泊者のみの対応となっているので注意してほしい。

和食処 翠州亭。純和風邸宅
1階つつじの間
1階さつきの間
1階レストラン
廊下からの庭園の眺め。見事な枯山水庭園
和室から庭園を眺める
2F大広間
2Fウェイティングルーム

オープン式典では駐日スイス大使が「スイスのシャレー(山小屋)を彷彿とさせる」とコメント

 オープン記念式典では、リソル生命の森 代表取締役総支配人の佐野直人氏が登壇し、「グランヴォースパヴィレッジは、長柄ふる里村が姉妹協定を結んだスイスのグランヴォーの名前を冠し、森に寄り添う暮らしを気軽に体験できることをコンセプトに、今までなかった新しいグランピングのスタイルと過ごし方を提案していきます」と、施設を紹介した。

 来賓として登壇した、スイス大使館 駐日スイス特命全権大使のジャン=フランソワ・パロ氏は、「ここはスイスのシャレー(山小屋)を彷彿とさせる木造の小屋、アルプホルンの演奏、旧スイス大使館の建物を使ったレストラン翠州亭に囲まれて、まるでスイスにいるかのようです。

 1971年に昭和天皇皇后両陛下はグランヴォーにある世界遺産のブドウ畑を訪れました。それ以来グランヴォーと長柄ふる里村は強い絆で結ばれ、訪問団による交流やワインの交換などが行なわれました。そして、1971年には姉妹提携が行なわれ、この土地は日本とスイスの友好関係のシンボルとなっています。スイスと深いつながりを持つ日本国内の各地を紹介する『スイス・グランドツアー in Japan』で、長柄町は重要なステーションの1つとなっています」とスイスとの友好について触れながら祝辞を述べた。

リソル生命の森株式会社 代表取締役総支配人 佐野直人氏
長柄町長 清田勝利氏
スイス大使館 駐日スイス特命全権大使 ジャン=フランソワ・パロ氏
玉川アルプホルンクラブによるアルプホルン演奏
オープニングのテープカット。右からジャン=フランソワ・パロ大使、佐野直人総支配人 、清田勝利町長、国立大学法人千葉大学 園芸学研究科 三谷徹教授

 オープンにあたり、新型コロナウイルス感染予防対応として、AIコンシェルジュを活用した事前案内などを実施し、チェックイン時には極力話さない紙ベースでの案内、客室用のスリッパの使い捨て、「紅葉乃湯」は時間短縮および予約制に変更するなどの対策を取っている。

 また、夏期のラク・レマンプールは、日が暮れてからもナイトプール(中学生以上のみの入場)が実施される。宿泊者限定で7月のデイタイムは無料だが、7月のナイトタイムは1100円、8~9月はデイタイム大人2200円、子供は半額になり、ナイトタイムは1100円となる。ナイトタイム開催日は週末などの特定日になっているので、事前に確認していただきたい。

【お詫びと訂正】初出時、総敷地面積に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。