ニュース
写真で見る東海環状道 関広見IC~山県IC。岐阜三輪PAのトイレには満室を知らせるチャイム設置
2020年3月26日 18:33
- 2020年3月20日 開通
NEXCO中日本(中日本高速道路)と国土交通省 中部地方整備局は3月20日15時、東海環状自動車道(C3)関広見IC(インターチェンジ)~山県IC間と、中間の岐阜三輪PA(パーキングエリア)/スマートICを開通した。開通区間や岐阜三輪PAの特徴を写真で紹介する。
同区間は延長9kmで、暫定2車線での開通。新設させるのは山県ICと岐阜三輪PA/SICとなる。東海環状道のループとしては、開通済みの東回り区間と合わせて、豊田JCT(ジャンクション)~山県ICがつながった。
同区間の開通により、山県市~関広見IC間の所要時間が10分短縮するほか、山県市が整備を進めるバスターミナルと連携し、市の玄関口として機能。岐阜三輪PA/SICに隣接する岐阜ファミリーパークは公園施設の整備も推進しているほか、大河ドラマ「麒麟がくる」の舞台となっている岐阜県の観光活性化などが期待されている。
今回開通区間は先述のとおり暫定2車線で、対面通行となっている。安全対策として6か所、延長約2.3kmにわたりにワイヤーロープを張り、対向車との衝突を防止。また、本線とランプの分流部4か所に衝突緩衝装置も設置している。
岐阜三輪PAは、昨今、高速道路の休憩施設で整備が進められているダブル連結トラック用の優先駐車マスを設置。内回り、外回りともに用意されている。
また、トイレも工夫を凝らし、個室を戦国武将や姫をイメージしたデザインに。トイレ用擬音装置も、それらのイメージに沿うものにしているという。
新たな試みとして、トイレの混雑対策に「満室お知らせ『チャイム』ボタン」を試行設置。これは、混雑している際、待ち行列の先頭の人がボタンを押すことでチャイムを鳴らし、トイレの個室内にいる人に満室であることを知らせるものとなっている。
(写真/画像提供:NEXCO中日本)