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ダブル連結トラック用駐車マスへの他車両駐車対策。NEXCO中日本が予約システム導入の実証実験
2020年6月18日 14:47
- 2020年6月18日 発表
NEXCO中日本(中日本高速道路)は6月18日、ダブル連結トラック用駐車スペースに予約システムを導入することを発表した。
同社はこれまで、ダブル連結トラックが運行されている高速道路のSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)の駐車場に、最大車長25mのダブル連結トラック対応の駐車スペースを順次整備している。
一方で、ダブル連結トラック専用駐車スペースにほかの車両が駐車してしまうという課題が発生。ダブル連結トラックが運行計画で予定していたSA/PAで休憩できないため、輸送効率低下や交通安全上の課題が生じているという。
そのため、ETC2.0を活用した予約駐車システムの開発に着手。ダブル連結トラックの運行便数が多く、専用駐車スペースが適切に利用されていないなどの課題が顕在化している東名高速道路(E1)、新東名高速道路(E1A)、新名神高速道路(E1A)において、2020年度末を目標に6か所で順次、実証実験を実施する。
実施するのはIC(インターチェンジ)路外駐車場1か所と、SA/PAの駐車場5か所。路外駐車場は入口にゲートを設置し、予約システムで入退出を管理。SA/PAの駐車場は簡易型路側機を駐車スペース上に設置ち、予約車両以外が停車した場合に電光表示版とスピーカーで適切な利用を促す警告を発する仕組みとなる。