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パナソニック、高輪ゲートウェイ駅にPLC照明制御システム納入

2020年3月4日 発表

高輪ゲートウェイ駅にPLCによる照明制御システム導入

 パナソニック ライフソリューションズ社は、JR東日本(東日本旅客鉄道)と共同開発したPLC(電力線通信)による調光調色対応の照明制御システムを高輪ゲートウェイ駅に納入したことを明らかにした。

 照明器具の調光調色を行なうためには、電源線とは別に制御用の信号線を敷設する必要があり、費用と工期の問題から駅で導入されることは少なかった。また、信号線を用いずに無線通信で制御を行なうことも可能だが、駅構内では無線LANや列車無線などの無線が利用されており、混信による性能低下が懸念される。

 こうした背景から、両社では電力線に通信用の信号を乗せて伝送する技術の「PLC」(Power Line Communication)の活用を検討。駅ホームへの導入について共同で研究開発を進めてきた。

 高輪ゲートウェイ駅では、時間帯や天候に応じてPLCによって調光調色制御が行なわれる。日中は自然光との調和を図るため昼白色~白色に設定、夕方からはコンコースとあわせて電球色の温かみのある光となる。

PLC照明制御システムのしくみ
昼白色
電球色