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ANA、ZMP、NAAが成田空港のビル内で自動運転モビリティ実証実験。笑顔と声でコミュニケーションして人と共存

2020年2月21日 発表

ZMP、ANA、NAAが、成田空港内で自動運転モビリティの実証実験を行なう

 ZMP、ANA(全日本空輸)、NAA(成田国際空港)は2月21日、成田空港のターミナルビル内で、ZMPが開発した「RakuRo(ラクロ)」を用いた自動運転モビリティの実証実験を行なうことを発表した。2月27日~28日に実施する。

 空港内の広大なエリアや複雑な動線が、子供連れや荷物の多い人、搭乗口までの移動距離が長い人への負担になっている課題解決に向け、免税店前やレストラン、搭乗口付近など、利用者が行きたいところへ簡単な操作へ行くことができる。

 実証実験に用いるモビリティは、ZMPが開発した一人乗りモビリティの「RakuRo」。2019年7月に「Robocar Walk」の名称で発表したが、2020年5月の一般販売に向けて、身近に感じられる商品名へ変更した。備え付けのタブレットで行き先を指定するだけで目的地まで自動的に移動できるほか、前面のディスプレイですれちがう人とも表情と声でコミュニケーションが可能。道の譲り合いなどにより、安全でスムーズな人との共存を図っている。

 なお、実証実験は一般旅客のいる環境下で行なわれ、安全のため係員が帯同する形で関係者のみで行なう。

実証実験に利用される自動運転モビリティ「RakuRo(ラクロ)」