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ジェットスターとタイガーエア台湾がチケット相互発券。LCC間でインターライン契約

2019年12月4日 発表

ジェットスターグループとタイガーエア台湾は12月4日、インターライン契約を締結したことを発表した

 ジェットスターグループとタイガーエア台湾は12月4日、両社にとって初めて、LCC間のインターライン契約を締結したことを発表した。これにより両社が相互に航空券を発券でき、乗り継ぎの新たな選択肢などを提供できるようになる。

 このインターライン契約では、レイキャビクに本社を置くDohopの予約システムを利用しており、ジェットスター、タイガーエア台湾各社のWebサイトで、搭乗便とアンシラリーサービス(付帯サービス)を組み合わせて航空券を予約・購入できる。また、国際線乗り継ぎの預け入れ荷物についても最終目的地までのスルーチェックインに対応する。

 各社代表のコメントは次のとおり。

ジェットスター・ジャパン 代表取締役社長 片岡優氏

「LCC間のパートナーシップがDohopを通じて可能となったことで、航空業界に新たな可能性が拓けました。本パートナーシップによって、当社とタイガーエア台湾の路線が合わさりネットワークが拡大し、より多くの路線や便、そして充実した乗り継ぎサービスをジェットスターのお客様に提供できるようになり、大きな期待をしています。これは『日本の空、世界の空を、もっと身近に。』というジェットスターのビジョンを実現するものです。ジェットスターでは、これにともないウェブサイト上に新たなプラットフォーム『ジェットスター・コネクト』を開設しました。このページからタイガーエア台湾の便を予約・購入できるため、お客様はより多くの就航地から路線を選択することが可能になります。今後、『ジェットスター・コネクト』をさらに拡充し、他のLCCともパートナーシップを築いていけるよう努めてまいります」

タイガーエア台湾 会長 張鴻鐘氏

「ジェットスターとタイガーエア台湾間の乗り継ぎを集約させたDohop社の検索システムにより、当社のお客様に一層拡充したネットワークやフライトを提供することが可能になります。台湾のお客様は、Dohop社のシステムを通じてジェットスターとタイガーエア台湾のフライトを一括予約してゴールドコーストまで旅行できるようになりました。また、日本のお客様は、ジェットスター・ジャパンの国内線ネットワークから乗り継いで台湾まで渡航可能となります。本パートナーシップにより、当社が就航していないゴールドコーストやメルボルン、プノンペンなどへのアクセスをお客様に提供することが可能となりました。これは個人旅行をするお客様が増えている傾向に対応したものです」

Dohop アジア太平洋地域ディレクター フィリップ・ディエトリン氏

「このように明確なビジョンを持った航空会社との協業でアジア太平洋地域に向けたインターライン・ソリューションを立ち上げ、より快適な乗り継ぎサービスとより多くの選択肢をお客様に提供できることを嬉しく思います。今後もパートナーシップ強化のためにジェットスターおよびタイガーエア台湾と協業し、アジア太平洋全域で新たなパートナーシップを目指していく所存です」