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JAL、11月の「新JAPAN PROJECT」発表会。3度目の福岡は「炭鉱から観光へ」で筑豊エリアを特集

2019年11月1日~30日 実施

11月の「新JAPAN PROJECT」は福岡・筑豊エリア

 JAL(日本航空)は地域活性化プロジェクト「新JAPAN PROJECT」において、11月は福岡県を特集する。2011年から始まった「JAPAN PROJECT」から数えて、取り上げられるのは3回目となる福岡県だが、なかでも炭鉱の街として栄えた筑豊エリアに焦点をあてて紹介されることとなった。

「新JAPAN PROJECT」は、各自治体と協力して文化や観光資源、グルメ、歴史といった魅力をJALが持つ機内誌をはじめ、機内食や機内ビデオなどを使って発信している。月ごとにエリアが変わり、11月は福岡県。それに先駆けて10月23日、県との共同記者会見をベイサイドプレイス博多にある「Restaurant Sola」にて行なった。なお11月の国内線ファーストクラスの機内食は同店の監修によるもの。

記者会見は「Restaurant Sola」で行なった
福岡県知事 小川洋氏、日本航空株式会社 常務執行役員 二宮秀生氏が出席

国内線ファーストクラスで福岡県食材の機内食を提供

 国内線ファーストクラスでは、夕食に福岡県「Restaurant Sola」監修のメニューを提供する。皇室への献上米として知られる福岡市早良区の脇山米を使用し、お米にあう和テイストな洋食メニューを展開。

 前菜は「『三原豆腐店』の厚揚と博多華味鳥の肉味噌」「福岡県産あなごとえのき茸のエスカベッシュ カレー風味」など、主菜は「博多和牛と焼き茄子のすき焼き風 『三原豆腐店』の厚揚添え」「糸島豚ときのこのグリル」「博多華味鳥の煤け焼き 生ゆず胡椒のソース」などで、これらを組み合わせて11月の上・中・下旬でメニューが変わる。

 また、アルコールはみいの寿の「三井の寿 純米大吟醸 福」を提供する。茶菓は夕食時間帯にチョコレートショップの「Titi parisien(ティティパリジャン)」、昼食時間帯は石村萬盛堂の「ヴィンテージアンジュフロマージュ」、湖月堂の「一つ栗」と複数の銘柄を用意する。

 提供対象は17時以降の出発便(沖縄便のみ18時以降の到着便)。

羽田発上旬・羽田着下旬

前菜:
ヤリイカとブロッコリーのサラダ ブラックオリーブヴィネグレット
黒豚のハムをインカのめざめの粒マスタード和え

主菜:
博多和牛と焼き茄子のすき焼き風 「三原豆腐店」の厚揚添え 温泉玉子をかけて

ご飯:
俵御飯 福岡県産「夢つくし 脇山米」

スープ:
ビーフコンソメスープ 柚子の香り

羽田発中旬・羽田着上旬

前菜:
「三原豆腐店」の厚揚げと博多華味鳥の肉味噌
福岡県産穴子とえのき茸のエスカベッシュ カレー風味

主菜:
糸島豚ときの子のグリル バルサミコとブラックオリーブのソース

ご飯:
俵御飯 福岡県産「夢つくし 脇山米」

スープ:
ビーフコンソメスープ 柚子の香り

羽田発下旬・羽田着中旬

前菜:
海老とマッシュルーム カリフラワーのアヒージョ
アイコトマトのカプレーゼ

主菜:
博多華味鳥の煤け焼き

ご飯:
俵御飯 福岡県産「夢つくし 脇山米」

スープ:
ビーフコンソメスープ 柚子の香り

お酒・茶菓など

みいの寿の「三井の寿 純米大吟醸 福」
湖月堂の「一つ栗」
石村萬盛堂の「ヴィンテージアンジュフロマージュ」
チョコレートショップの「Titi parisien(ティティパリジャン)」

 記者会見には、福岡県知事の小川洋氏とJAL 常務執行役員の二宮秀生氏が出席。その冒頭、小川知事は「今回は特に筑豊エリアを紹介ということで、日本の近代化を担った炭鉱や、江戸時代に長崎から小倉まで、輸入された砂糖を運ぶシュガーロード(砂糖街道)などの要所になった場所。『Restaurant Sola』監修の機内食は福岡県産の食材をふんだんに使用しているので、当プロジェクトを通じて全国に発信できる。このあとの試食が楽しみ」とあいさつ。

 JALの二宮秀生氏は、「(初期の)JAPAN PROJECTのから数えて、北九州市、福岡市、そして今回の筑豊エリアと3回目の福岡県の特集。8年半が経過し、インバウンド向けに英語翻訳の記事も展開している。機内誌『SKYWARD』は360万人に、JALカードの会報誌『AGORA』は約90万人と、多くの方にこの福岡県の魅力を伝えていける。今回の特集が筑豊地域の新しい歴史の後押しとなるようアピールしたい」とコメントした。

福岡県知事 小川洋氏
日本航空株式会社 常務執行役員 二宮秀生氏
機内ビデオ「ニッポン 歩いて新発見!」で筑豊エリアを紹介
「Restaurant Sola」のオーナーシェフ 吉武広樹氏
小川知事が試食

 このほか、機内誌「SKYWARD」11月号では、採鉱物運搬のために張り巡らされた鉄道網を、新たな観光資源にすべく取り組んでいる筑豊エリアを特集する。英語記事では、平成筑豊鉄道(へいちく)の「ことこと電車」の魅力についても紹介。「ことこと電車」は、JR九州の「ななつ星」「或る列車」を手掛けた水戸岡鋭治氏によるデザイン。

 機内ビデオ「ニッポン 歩いて新発見!」では産業遺産や伝統工芸、広がる田園風景が特徴である筑豊エリアを紹介。JALカード会員誌「AGORA」11月号、Webマガジン「OnTrip JAL」では福岡県の特産品や観光情報を特集する。

 また、JALダイナミックパッケージでは、福岡空港・北九州空港発着、さらに指定宿泊施設を利用した際に助成が適用されるプランを用意する。開業30周年を迎えたホテル日航福岡では「新JAPAN PROJECT応援宿泊プラン」として1泊290(フクオカ)マイルがたまるほか、地元食材の朝食や明太子引換券などの特典を用意している。

【お詫びと訂正】初出時、Restaurant Solaの表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。