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ソラシドエア、京成/京急/西武/東急と「ソラ鉄」キャンペーン第2弾。11月1日から
2019年10月18日 21:10
- 2019年10月18日 発表
- 2019年11月1日~12月31日 実施
ソラシドエアは、京成電鉄、京浜急行電鉄、西武鉄道、東急電鉄と共同で「飛んで、走って、つながる旅 ソラシドエアと鉄道の旅 “ソラ鉄”」のキャンペーン第2弾を、11月1日から12月31日までの期間で実施すると発表した。
ソラ鉄は、ソラシドエアが就航地の鉄道会社とタイアップし、主に九州から各地へ旅行する人を対象として、飛行機と鉄道を組み合わせ、より旅を楽しんでもらおうと、2018年より実施している、航空と鉄道のコラボ企画だ。
第2弾となる今回の企画では、実施期間中にタイアップしている私鉄4社それぞれがお勧めする1駅で、オリジナル乗車券「ソラ鉄お散歩きっぷ」を発売。また、ソラシドエアは期間中に1機限定で「ソラ鉄ジェット」を運航する。さらに、私鉄4社のお勧め駅で販売されるソラ鉄お散歩きっぷ4種類と、期間中にソラシドエア全便の機内で配布される搭乗証明書をコンプリートした人に、先着でソラ鉄オリジナルグッズ「ソラ鉄オリジナルクロック」をプレゼントする。
このソラ鉄という企画は、もともとはソラシドエアが就航している各地の鉄道会社と盛り上げていこうという趣旨で、2018年に実施されたものだ。ソラシドエア 営業本部 取締役営業本部長の西尾敏氏によると、ソラシドエアは九州の航空会社ということで、首都圏での知名度が低く、その認知度向上と搭乗促進を図るため、また首都圏の鉄道会社については九州でのPRをソラシドエアが行なうことによって利用促進を図る目的があったという。その目的を踏まえつつ、航空ファンと鉄道ファンの間でクロスオーバーし、双方の乗り物の魅力をアピールできればいいのでは、という遊び心も入っているとする。
2018年に実施されたソラ鉄では、首都圏の鉄道会社が持つホテルと、ソラシドエアの便を組み合わせたオリジナルツアーを提供し、利用客には協賛鉄道会社からオリジナルグッズをプレゼントしたり、機内誌「ソラタネ」での鉄道会社や沿線の観光スポットを紹介したり、機内Wi-Fiで鉄道会社提供のビデオを放映したりといった内容のキャンペーンを実施した。
それに対し2019年では、先に紹介しているように、鉄道会社でオリジナル乗車券を発売するなど、さらに一歩踏み込んだ内容となっているため、期待感も大きいと西尾氏は述べた。
続いて、ソラ鉄キャンペーンに参加する鉄道会社4社の担当者が登壇し、それぞれ次のようにあいさつするとともに、各社が販売するソラ鉄お散歩きっぷのイメージと、販売する駅を紹介。なお、販売されるソラ鉄お散歩きっぷは、各駅2000枚となり、売り切れ次第販売終了となる。販売期間は11月1日から12月31日で、1回に2枚まで購入可能となっている。
京成電鉄
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅: 京成成田駅
販売価格: 270円
九州の皆さまや、首都圏西部の皆さまの認知度がまだあまり高くないという認知度があるため、今回のタイアップで、たくさんのお客さまに京成電鉄を知っていただきたいと考え参加した。
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅は、京成成田駅を選定。1909年に成田山参りの鉄道として産声を上げ、以降成田山新勝寺への輸送を担ってきた。京成成田駅は京成電鉄創業のきっかけでもあり、成田山新勝寺の最寄り駅でもあるため、京成電鉄を象徴する駅として選定した。
京浜急行電鉄
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅: 羽田空港国内線ターミナル駅
販売価格: 300円
10月1日より羽田空港線の加算運賃引き下げを実現したことで、品川~羽田空港間が300円と利用しやすくなった。京急では加算運賃引き下げを機に羽田空港を絡めたキャンペーンを実施しようと考えていたところ、このキャンペーンに参加できてありがたく思っている。
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅は、羽田空港国内線ターミナル駅を選定。羽田空港直結で、2019年11月18日には21周年を迎える駅ということで、今回の企画に親和性が高く、加算運賃引き下げに合わせて羽田空港でさまざまなキャンペーンも行なっていることから選定した。
西武鉄道
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅: 本川越駅
販売価格: 280円
西武鉄道の沿線の中で人気観光地の一つとなっている川越を広く告知したいと考えてキャンペーンに参加した。
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅は、本川越駅を選定。小江戸川越として人気の川越は、2018年は来街者が734万人を数えている。その川越の人気スポット「時の鐘」を券面にデザイン。羽田空港から西武新宿駅や高田馬場駅で特急レッドアロー号に乗り換えていただき、座って川越にお越しいただければと考えて選定した。
東急電鉄
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅: 田園調布駅
販売価格: 200円
10月1日より東急株式会社から鉄道事業を分離独立し、鉄道事業の専属会社となった。そのため、いろいろな地域から足を運んでいただき、観光に使ってもらえる鉄道会社を目指したい。
ソラ鉄お散歩きっぷ販売駅は、田園調布駅を選定。田園調布駅の旧駅舎は歴史的に価値があり、駅前から放射線状に広がる美しい街並みや銀杏並木が、散策のお勧めスポットとなっている。その後、東急東横線に乗って渋谷を訪れていただきたいと考え、田園調布駅を選定した。
続いて、ソラシドエアによる施策は次のようなものが用意される。
まず、羽田空港第2旅客ターミナルのソラシドエアカウンターにおいて、オリジナル台紙を配布する。このオリジナル台紙は、各鉄道会社の観光お勧めスポットを記載するとともに、各社が販売するソラ鉄お散歩きっぷをまとめて収納できるようになっている。
また、キャンペーン期間中にソラシドエア全便の機内において、ソラシドエアおよび参加鉄道会社のキャラクターをデザインした搭乗証明書を希望者に配布する。搭乗証明書は、オリジナルバージョンと、空の色がソラシドエアのコーポレートカラーであるグリーンとなっているラッキーバージョンの2種類を用意する。
そして、全鉄道会社のソラ鉄お散歩きっぷと、ソラシドエアの搭乗証明書のすべてをコンプリートした人には、コンプリート特典として先着で「ソラ鉄オリジナルクロック」がプレゼントされる。
さらに、キャンペーン期間中に、ソラシドエアや各鉄道会社のキャラクターをデザインしたオリジナル機内ヘッドレストカバーをシートにセットするとともに、同じく各社のキャラクターを描いたオリジナルコップで機内ドリンクをサービスする特別機「ソラ鉄ジェット」を1機限定で運航する。ソラ鉄ジェットの運航スケジュールは、現時点で予定しているものについては以下のとおりで、期間中は基本的に毎日運航する予定となっている。
10月18日時点で予定しているソラ鉄ジェット運航スケジュール
2019年11月1日
57便(羽田~宮崎線)
58便(宮崎~羽田線)
2019年11月16日
31便(羽田~長崎線)
34便(長崎~羽田線)
2019年11月23日
31便(羽田~長崎線)
34便(長崎~羽田線)
2019年12月1日
77便(羽田~鹿児島線)
2019年12月15日
11便(羽田~熊本線)
14便(熊本~羽田線)
13便(羽田~熊本線)
16便(熊本~羽田線)
2019年12月22日
89便(羽田~大分線)
88便(大分~羽田線)
91便(羽田~大分線)
90便(大分~羽田線)
なお、オリジナル台紙1名につき1枚の配布となり、ソラ鉄お散歩きっぷ、または搭乗証明書を提示することで受け取れる。配布期間は、11月1日からとなり、9時から18時の間に配布される(11月1日はカウンターオープン時から配布)。
コンプリート特典のソラ鉄オリジナルクロックは、オリジナル台紙と同様に羽田空港第2旅客ターミナルのソラシドエアカウンターでの配布となるが、すべてのきっぷと搭乗証明書を収納した台紙を示す必要がある。こちらは12月16日から12月31日の期間、11時から18時の時間に配布となる。