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カンタス航空、A380の客室をリニューアル。改装初号機の運航を開始

2019年10月1日 運行開始

改装されたビジネスクラス

 カンタス航空は、改装したエアバス A380型機の初号機の運航を開始した。

 今回の改装では、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスのスペースを拡大して客室内のシートを新型のものに刷新し、ファーストクラスとエコノミークラスではシートの更新を行なった。また、機内ラウンジのデザインも刷新されている。

エコノミークラス
ファーストクラス
機内ラウンジ

 スペースの有効活用により、アッパーデッキは全席をプレミアムクラス(ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラス)として利用し、機内ラウンジのスペースもビジネスクラスとファーストクラスの乗客最大10名が座れるよう拡大した。また、従来のスカイベッドに代わりカンタス・ビジネススイートを導入し、1-2-1の座席配置にすることで全席から直接通路にアクセス可能となる。ファーストクラスの14席には、体にフィットするようにデザインされたクッション仕上げの新たなシートを導入するほか、大型の高画質モニターを設置した。エコノミークラスの客室は内装の色を一新し、機内エンターテインメントの機能を改良した。今回の改装により、エコノミークラスの座席が30席減り、プレミアムエコノミークラスのエリアが27%増となった。

プレミアムエコノミークラスのエリアは27%増となった

 改装した初号機となるVH-OQKは、ロンドン発シンガポール経由シドニー行のQF2便として、10月2日にオーストラリアに到着する。