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セントレア第2ターミナルで国際線出発/到着の流れをチェック。9月20日開業に向け模擬旅客300名以上が参加して「旅客ハンドリング総合訓練」

アナウンス音量などに意見が挙がり「供用開始までに万全の準備を」と八鍬本部長

2019年9月3日 実施

9月20日に供用を開始するセントレア(中部国際空港)の第2ターミナル。模擬旅客による旅客ハンドリング訓練が実施され、出発/到着フローの確認が行なわれた

 セントレア(中部国際空港)は9月3日、9月20日に供用を開始するLCC向けの新ターミナル「第2ターミナル」において、チェックインから保安検査、搭乗ゲートへ至る出発フロー、到着ゲートから出口までの到着フローそれぞれを、模擬旅客、空港関係者が実運用を想定して実践する「旅客ハンドリング総合訓練」を実施した。

 訓練では、公募された一般の人のほか、テナントや工事関係者、社員関係者の家族など318名の模擬旅客と、航空会社やハンドリング会社、関係官庁、警備会社など約150名の空港関係者が参加。

 国際線5便の出発と到着を想定し、模擬旅客はあらかじめ指定された便のチェックインや荷物の預け入れ、保安検査、出国審査、搭乗ゲートへの移動といった出発時の流れ。そして、到着ゲートから入国審査、預け入れ荷物の受け取り、税関を通過して出口へ向かう到着時の流れに沿って行動。関係者は各々の持ち場でその模擬旅客に対応するものとなる。また、模擬旅客にはアンケートも渡され、意見を集めることで課題を洗い出すことも目的としている。

 この旅客ハンドリング総合訓練を通じて、セントレア第2ターミナルで国際線を利用する際の流れを紹介していきたい。

LCC向けターミナルとして供用する第2ターミナル

セントレアの第2ターミナル

 セントレア第2ターミナルの空港機能としての概要は、3月に行なわれた供用開始日や施設概要を説明する記者会見の記事「9月20日供用開始を決定したセントレア『第2ターミナル』。LCC向けでは国内初の自動手荷物預け入れ機など、機能性と利便性を追求」でも紹介しているとおりだが、ここでも簡単にまとめておきたい。

 第2ターミナルは現在のターミナルである「第1ターミナル」(第1ターミナルと呼称されるのは第2ターミナル供用開始後となるが便宜上、同様に表記する)の南側に整備されるLCC向けのターミナルとなる。2018年10月にオープンしたボーイング 787初号機の展示をメインとする商業施設「FLIGHT OF DREAMS」や、8月30日に開業した「愛知県国際展示場 Aichi Sky Expo」といった周辺施設と直結する。

 建屋は2階建てで、出発ロビー/到着ロビーなどがある本館と、航空機の出発/到着ゲートのあるサテライトの2棟構成で、連絡通路を介して接続する。主に2階を出発、2階を到着に利用する。出発、到着それぞれの流れについては後述する。

 LCC向けということで旅客サービス施設使用料(PSFC)などが安価に抑えられており、第1ターミナルとは以下のような違いとなる。カッコ内は10月1日以降の消費税増税後の金額である。

セントレア第1ターミナルのPSFC

国内線出発/到着: 大人310円(440円)、子供150円(220円)
国際線出発: 大人2570円(2620円)、子供1290円(1310円)

セントレア第2ターミナルのPSFC

国内線出発/到着: 大人380円(同額)、子供190円(同額)
国際線出発: 大人1280円(1300円)、子供640円(650円)

 このほか、国際線から国際線への乗り継ぎは第1ターミナル、第2ターミナルとも徴収せず、9月1日から適用を開始した国際線出発時に徴収する旅客保安サービス料(PSSC) は第1ターミナル、第2ターミナルとも大人/子供340円(350円)となる。

第2ターミナル内に掲示されていた空港島のマップ
2019年3月に行なわれた記者会見資料より第2ターミナルの特徴
ボーイング 787初号機の展示を中心とした「FLIGHT OF DREAMS」と直結。写真右がFLIGHT OF DREAMSから第2ターミナルへ向かう連絡通路
現在は覆われているが、駐車場付近の案内看板などにも「T2」のサインを準備
道路上の交通標識も準備が進んでいる

出発は2階から。エアアジア・ジャパンは専用カウンターを設置

2階の出発ロビー入口

 第2ターミナルから出発する場合は、2階の出発ロビーがスタート地点となる。第1ターミナルと第2ターミナル間の移動については、ターミナル寄りの遊歩道(セントレアガーデン)を抜けるルートと、アクセスプラザから駐車場脇を通り、FLIGHT OF DREAMSの中を通過するルートの2パターンがある。ターミナル間連絡バスは運行されないので、移動は徒歩が基本となる。

 第1ターミナルとの移動であれば遊歩道を通るのが最も近距離となる。鉄道が発着するアクセスプラザとの間を移動する場合は距離差があまりないうえに、ムービングウォーク(動く歩道)があるのでFLIGHT OF DREAMS経由の方がラクに移動できる。高速船の発着場との移動の場合は、FLIGHT OF DREAMS経由の方が最も短距離なルートだ。

 ちなみに、第1ターミナルと第2ターミナルを乗り継ぐ場合のMCT(最短乗り継ぎ時間)は、第1ターミナル国内線から第2ターミナル国際線への乗り継ぎが105分、第1ターミナル国際線から第2ターミナル国内線への乗り継ぎが110分、第2ターミナル国内線から第1ターミナル国際線への乗り継ぎが110分、第2ターミナル国際線から第1ターミナル国内線への乗り継ぎが115分となっている。

2階の出発ロビー
2階出発ロビーのマップ

 2階の出発ロビー入口を通過すると左右それぞれにチェックインカウンターが並ぶ。右側を主に国際線、左側を主に国内線で利用。ただし、左側の一部も国際線で利用する予定となっている。

 9月20日の供用開始時点で第2ターミナルを利用予定なのは、エアアジア・ジャパン、ジェットスター・ジャパン、チェジュ航空、ティーウェイ航空、エアプサンの5社で、国際線は5社、国内線はエアアジア・ジャパンとジェットスター・ジャパンの2社が利用することになる。

 チェックインカウンターの一部は、セントレア側が設置した自動手荷物預け入れ機(Self Bag Drop)や自動チェックイン機を用意。自動手荷物預け入れ機は国内線用、国際線用それぞれに用意されている。これらを利用するかは航空会社によるため、今回の訓練では使用されなかった。

 基本的に、チェックインカウンターや上記の設備は出発便に合わせて航空会社が交代で利用することになるが、セントレアを拠点とするエアアジア・ジャパンのみは専用のカウンターを国際線、国内線それぞれに用意。ここには同社が独自に用意する自動チェックイン機や自動手荷物預け入れ機を設置する予定だ。

 旅客ハンドリング総合訓練の視察に訪れていた、エアアジア・ジャパン 取締役社長のジェニー麻友子若菜氏は「スペースも広く、新しい施設で、我々としても新しいテクノロジをいろいろ導入できている。(既存の施設に)後付けではなくエアアジア・ジャパンとして導入したかったものを導入した」と新ターミナルで旅客を迎えることへの期待を寄せた。

2階のフロアマップ(画像提供:中部国際空港)。水色が国際線、赤色が国内線の専用エリア。紫色が国内線/国際線兼用エリアとなる
自動チェックイン機や自動手荷物預け入れ機を用意
エアアジア・ジャパンは専用カウンターを設置。写真左が国内線カウンター、写真中央が国際線カウンター。写真右のエリアに自動チェックイン機や自動手荷物預け入れ機が設置される
訓練を視察したエアアジア・ジャパン株式会社 取締役社長 ジェニー麻友子若菜氏
地上旅客スタッフがカウンターに立ち、模擬旅客が実際にチェックイン

 このほか、出発階にはおみやげ屋や、カフェの「三本珈琲店」、Wi-Fiレンタルカウンター、宅配/手荷物サービスカウンターなどが設けられる。なお、今回は旅客ハンドリングの訓練であるため、後述の免税店などを含め商業施設はオープンしていない。

 チェックインが済んだ旅客は、出発ロビー最奥へ向かい、保安検査場へ。左側が国内線の出発口、右側が国際線の出発口となる。

2階出発ロビーの商業施設など
出発ロビー奥の出発口

 保安検査場は第1ターミナルの国際線で8月31日から供用を開始したスマートレーン(関連記事「セントレア、国際線保安検査場にスマートレーン導入。より短時間で通過可能に」参照)を導入。国際線側にCT型X線検査機も設置している。

 なお、乗務員用レーンを除き、国内線、国際線でスマートレーンは4レーン設置。うち2レーンが国際線専用で、今回の訓練でも2レーンを使って実施された。このほかに国内線専用に1レーン、国内線/国際線を切り替えて利用できるレーンを1レーン設けている。

 その先は、出国審査となる。保安上の理由で写真は掲載できないが、一般的な出国審査場で面積はかなり広い印象を受けた。なお、顔認証ゲートについては導入の計画はあるが、供用開始時点では設置されないという。

第2ターミナル国際線出発時の保安検査場
スマートレーンを使った保安検査の運用を確認

消費カロリーが分かる連絡通路でサテライトへ

本館から搭乗口のあるサテライトへ向かう連絡通路

 出国審査場を通過後は連絡通路を使って搭乗口のあるサテライトへ向かう。出国審査場を出た先から免税店のあるエリアまで「190m」のサインが掲示されている。時間にして徒歩で3~4分といったところだ。

 大規模空港であればこのぐらいの距離を歩くことも珍しくないが、普通の廊下のような通路を歩くことになるので、途中に残りの距離や壁の矢印、ここまで歩いた消費カロリーなどを掲示して、飽きがこないよう配慮している。

本館から搭乗口のあるサテライトへと向かう連絡通路。残りの距離や消費カロリーを掲示(単位がkcalでないのはご愛敬、供用開始までには修正される見込み)

 連絡通路の先のサテライト入り口部分にはショップエリアが設けられる。免税店は化粧品や酒・たばこを扱うエリアと、お菓子やお土産を扱うエリアに分かれる。また、予約対象品を事前予約するサービスも用意され、その受け取りカウンターが設置される。

 このほか、薬局の「マツモトキヨシ」、電気製品を扱う「Air BiC CAMERA」、カフェ「SORA TERRACE PLUS」が出店している。

ショップエリアのマップ
連絡通路からショップエリアへ
出発案内ディスプレイとサテライトの案内図
サテライトの案内図
免税店
マツモトキヨシ
Air BiC CAMERA
SORA TERRACE PLUS
ショップエリアを通過したすぐのところにあるトイレのコーナーには、ベビーケアルーム(写真右)を設置

 このショップエリアを抜けると、いよいよ出発ゲートが並ぶコンコースとなる。国際線用のゲートは71番~74番。加えて、バス搭乗用の701番と702番、ピークに合わせて切り替え可能な国内線/国際線兼用の75番~78番がある。

 搭乗は航空機に直結するPBB(旅客搭乗橋)ではなく、搭乗口から階段で降りて、蛇腹式のエプロンルーフを経由して搭乗するスタイル。これによりコストを抑えている。なお、今回の訓練では航空機へは実際に搭乗せず、エプロンルーフの運用についてはプログラムに含まれていない。

搭乗口のあるコンコース
搭乗口の先は階段を下り、エプロンルーフを通って飛行機に乗る
75番以降は国内線/国際線兼用ゲート。シャッターがあるほか、天井も目張りして完全に分離できる構造になっている
搭乗の訓練。ディスプレイの表示切り替えや館内アナウンスなども実運用に沿って行なわれた

 コンコース上の休憩スペースとしては、には窓側にベンチソファがずらりと並ぶのが特徴。テーブルやカウンタータイプの席もわずかに設置されるが、ほとんどの旅客はベンチソファを利用することになる。

 ちなみに、カウンタータイプと、テーブル席の一部にはAC電源とUSB電源を備えるほか、ベンチソファにも一部席に電源を装備。USB電源は窓側のカウンター席で5V/1.5Aの場所があったが、ベンチソファなどそのほかは5V/2.4A仕様となっている。

訓練終了後の模擬旅客のアンケートで「インスタ映えしそう」との声もあったという壁の装飾
ベンチソファタイプの座席。多くはこのタイプで、一部にAC電源とUSB電源(5V/2.4A)を備える
ショップエリアを抜けてすぐのカフェに近接したエリアにテーブルのコーナー。カウンター席には電源も装備。USB電源は5V/1.5A
そのほかの形状の休憩スペース。写真右上はキッズコーナー。写真下段2枚は1か所だけある電源付きのテーブルで、USB電源は5V/2.4A

到着はサテライトから本館へ。1階の通路を使ってアクセス

飛行機を降りたあとはコンコースの下と連絡通路を経由して本館へと向かう
1階のフロアマップ(画像提供:中部国際空港)。水色が国際線、赤色が国内線の専用エリア。紫色が国内線/国際線兼用エリアとなる

 続いては到着の流れを紹介する。到着は主に1階が使われるが、出発階にはソファなどが並んでいるコンコースの真下も通路になっており、そこを通過して、さらに連絡通路を経由して本館へと向かう流れとなる。サテライト先端の国内線/国際線兼用ゲートからだとかなりの距離を歩くことになるだろう。ちなみに75番到着口から入国審査場までそれほど急がずに歩いてみたところ、5分ほどの所要時間だった。

 距離があるだけに飽きが来ないよう出発階以上に配慮されており、コンコース下の通路では3か所でプロジェクションマッピングによるアニメーションを投影。一定間隔ごとに中部地方の特徴を紹介するさまざまな壁画が描かれ、単調にならないよう工夫している。また、連絡通路に入ってからは、出発と同様に残りの距離や消費カロリーを掲示している。

 なお、サテライトと連絡通路の境界付近には第2ターミナル間で国際線から国際線へ乗り継ぐためのカウンターも用意。ここからエレベータまたは階段を使って2階に上がることで、乗り継ぎ利便性を高めている。

 一方、バスで到着した場合は、連絡通路の本館寄りの場所に到着。1分とかからずに検疫エリアへ迎える。ただし、第2ターミナル内で国際線から国際線へ乗り継ぐ場合は、到着動線を通常の人の流れとは逆に移動する必要がある点には戸惑いが生じるかも知れない。

コンコースの下の通路ではプロジェクションマッピングで楽しませてもらえる。確認できた限りでは3か所で投影していた
サテライトと連絡通路の境界部分に第2ターミナル内で国際線から国際線へ乗り継ぐためのカウンターが設けられている。ここから2階へ上がることで乗り継ぎ可能
連絡通路。こちらも消費カロリーやさまざまな壁画で彩っている
連絡通路を本館に向かう途中にバスでの到着口がある。この到着口から左へ向かうのが検疫所や入国審査場、手荷物受け取り所がある通常の到着の流れとなるが、第2ターミナル内で国際線から国際線へ乗り継ぐ場合は逆方向へ進むことになる

 この先は保安上の理由で撮影が行なえなかったため写真は掲載できないが、検疫、入国審査場、手荷物受け取り所、税関といったCIQ施設を通過していく流れになる。手荷物受け取り所のターンテーブルは3か所用意されていた。

 そして、出口の先が到着ロビーとなる。ここは国内線、国際線共通で同じ場所に到着する。

1階到着ロビーのマップ
国際線到着口への動線
国際線の到着出口
国内線の到着出口

 到着ロビーは、電球色の照明や木の椅子など和を感じるデザイン。案内所やレンタカー、旅行会社のカウンターのほか、交通案内を表示するデジタルサイネージを設置。また、コンビニエンスストアのローソン、外貨両替所、宅配/手荷物サービスといった施設が出店する。

案内所やレンタカー、旅行会社のカウンター。この脇にバス券売機を設置予定
ローソンや宅配/手荷物サービスのカウンター
交通案内

 ちなみに到着後の交通手段だが、一部の空港バスや路線バス、団体バスなどは第2ターミナル前の停留所を利用。タクシーも第2ターミナル前に乗降場が設けられる。そのほかの交通手段、具体的には鉄道やレンタカー、高速船を利用するためには第1ターミナル隣接のアクセスプラザなどへ移動する必要がある。

 ターミナル間の移動については先述したとおりで徒歩移動が基本となり、遊歩道(セントレアガーデン)経由の場合は1階からそのまま、FLIGHT OF DREAMS経由の場合は2階へと上がる必要がある。1階から2階へはスロープまたはエレベータを利用できる。

 いずれにしても、“到着ロビーからまずは屋外に出る”というのが到着の流れのなかでは大きなポイントになる。そして、屋外に出て、2階へ向かおうと思った場合、右側にすぐスロープが目に飛び込んでくるが、左方向に向かうと実はエレベータもあるので状況に応じてうまく使い分けたいところだ。

 なお、第1ターミナル、鉄道が発着するアクセスプラザ、高速船の発着場との間のルートについては先述したとおりで、第1ターミナルへの乗り継ぎまたは第1ターミナル発着のバスを利用する場合は1階から遊歩道を通るルートが最も近距離で、アクセスプラザ発着の鉄道または高速船を利用する場合は2階に上がってFLIGHT OF DREAMS経由するルートが第1選択肢になるだろう。

到着ロビーから先の移動は、まず屋外へ出るのがポイントとなる
出口を抜けて右側すぐに2階へ向かうスロープ
出口を抜けて左に向かうと2階へ上がれるエレベータがあるほか、そのまま第1ターミナルへ徒歩移動できる
2階へ向かうスロープ
第2ターミナル前のバス停留所
タクシーの乗降場

模擬旅客からは「アナウンスが聞こえにくかった」などの意見も

中部国際空港株式会社 取締役 執行役員 空港運用本部長 八鍬隆氏

 今回の旅客ハンドリング総合訓練を終えて取材に応えた中部国際空港 取締役 執行役員 空港運用本部長の八鍬隆氏は、「私の印象から申し上げると、比較的、動線もシンプルだし分かりやすいと思う」と感想を述べたうえで、短時間ながら模擬旅客から募ったアンケート結果に目に通した結果についてコメント。

 デザインについては、「非常に高評価で、“シンプルかつスタイリッシュ”“シンプルで分かりやすい”“I Love Central Japan”などインスタ映えしそうでよかった”などのご意見があった」と紹介。

 一方、通路の移動距離については「動線が長いのではないか」と心配もしていたとのことだが、「長く感じられたという方もいらっしゃったが、気にならなかったという方も多くいらっしゃり、壁画やプロジェクションマッピングなどの効果が出ているのでは」とした。

 このほか、「“税関でアナウンスが聞こえにくかった”“防火シャッターでサインが見にくい場所があった”などのご意見があった」と紹介。訓練直後のためすべてのアンケートを精読した状態ではなかったとしたうえで、その時点で確認できた意見については改善できる範囲であるとし、「改善できるところは改善をし、万全の準備をして9月20日を迎えたい」と語った。