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平成28年熊本地震で被災した俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が完全復旧へ。9月14日15時開通

2019年9月14日15時 開通

平成28年熊本地震で大きな被害を受けた俵山トンネルルートの復旧工事完了。9月14日15時から震災前のルートを利用できる

 国土交通省は、2016年に発生した平成28年熊本地震で被災し、迂回路などを利用して通行可能としてきた俵山トンネルルート(県道熊本高森線)について、最後の復旧箇所となった大切畑大橋を9月14日15時に開通する。これにより、全線が震災前のルートで通行可能となる。

 俵山トンネルルートの熊本県西原村小森~南阿蘇村河陰間については、大規模災害復興法に基づく権限代行で国の直轄事業として復旧を進めてきた。今春の時点で、並行する仮橋を使っていた「俵山大橋」、村道などへの迂回路を用いて通行可能となっている「大切畑大橋」橋梁の復旧が最終段階に入ったことから、2019年秋ごろに完了する目処が立ったとアナウンスしてきた。

 このうち、俵山大橋については8月3日9時に開通。残る大切畑大橋については9月14日15時に一般交通開放する見込みとなった。

 なお、迂回路と県道熊本高森線が合流する袴野交差点付近では、9月2日9時~14日15時に道路切り替え工事に伴う交通規制(片側交互通行)が行なわれるため走行に注意を要する。

復旧効果
俵山トンネルルートの復旧状況