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平成28年熊本地震で被災した俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が2019年秋ごろ本復旧完了へ

2019年4月12日 発表

平成28年熊本地震で被害を受けた俵山トンネルルートの本復旧が2019年秋ごろに完了予定

 国土交通省は4月12日、平成28年熊本地震の影響で通行不能となり、現在は迂回路などを利用して通行できるようにしている俵山トンネルルート(県道熊本高森線)について、2019年秋ごろに本復旧が完了するとの見通しを発表した。

 俵山トンネルルート(県道熊本高森線)の熊本県阿蘇郡西原村小森~南阿蘇村河陰間の延長約10kmについて、平成28年熊本地震で大きな被害を受け、大規模災害復興法に基づく権限代行で国の直轄事業として復旧を進めている。

 2016年内に内壁が崩落するなどの大きな被害を受けた俵山トンネルが復旧したほか、旧道を迂回路として利用することで全線の開通を再開しているが、被害を受けた橋梁の復旧などを継続。2017年12月に鳥子地区を本線への切り替えたほか、2018年7月には桑鶴大橋を復旧した。

 現在、並行する仮橋を使っている俵山大橋、村道などへの迂回路を用いて通行可能となっている大切畑大橋の2つの橋梁について、復旧工事が最終段階に入り、行程を精査した結果、2019年秋ごろに完了する目処が立ったとしている。

俵山トンネルルートの復旧状況