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JAL、東京2020特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」2号機公開。競技種目デザインのヘッドレストカバーも

2019年7月11日 就航

「みんなのJAL2020ジェット」2号機が就航を開始

 JAL(日本航空)は7月11日、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」の2号機を報道陣に公開した。同機はオフィシャルエアラインパートナーとなるJALが、東京2020オリンピック・パラリンピックの機運を高めることを目的としたもの。就航期間は2020年10月末までを予定している。

 みんなのJAL2020ジェットは合計3機就航することが決定しており、1号機はボーイング 777-200型機(登録記号:JA773J)で4月8日に就航を開始しており、この2号機はそれに続くもの。使用機材はボーイング 767-300ER型機(登録記号:JA601J)。

 デザインは「日本全国の皆さまとスポーツを通じて一緒に盛り上がり、一つになれるような躍動感あふれる」もので、機体左右にマスコットキャラクターの「ミライトワ」「ソメイティ」が競技をプレーするイラストが6競技ずつ描かれる。使用したデカールは220m 2 で1号機とほぼ同じとなっているが、機体サイズの違いにより胴体部分のほぼ全域をカバー、作業には9日間を要したという。なお、3号機の就航は2020年春が予定されているが、こちらの使用機材は未定。

 機内では外装デザインと同様に競技をプレーするマスコットキャラクターが描かれたヘッドレストカバー(6種類)や紙コップが使用されるほか、「ミライトワ」「ソメイティ」のぬいぐるみがお出迎えしてくれる。また、7月11日~9月30日に「みんなのJAL2020ジェット」1号機または2号機に搭乗すると、ワールドワイドオリンピックパートナーであるコカ・コーラとコラボレーションした東京2020大会デザインのミニタオルがプレゼントされる。

 就航路線は羽田~伊丹/新千歳(札幌)/福岡/那覇(沖縄)などの基幹路線が中心となっており、初便は7月11日のJL323便(羽田15時10分発~福岡17時着)。今後の就航路線や便名はJAL Webサイトの発着案内で前日の夕方から確認できる。

左側面にはスポーツクライミングをプレーするミライトワなどが描かれる
右側面には車いすテニスをプレーするソメイティなどが描かれる
エンジンカウルに東京2020オリンピック・パラリンピックとJALの鶴丸ロゴが描かれる
尾翼には鶴丸とともにスローガンも。ここは1号機と同様のデザインとなる
6アブレストのクラスJでは同一列にヘッドレストカバー全種がセットされる
普通席は7アブレストのため1種類増やしてセット。ただ、清掃状況などによって変わることもあるという
機内サービスなど
ドリンクサービスに使用される紙コップも専用デザイン
ミライトワとソメイティのぬいぐるみ。空席があるときは座席で出迎えてくれるという
期間限定でプレゼントされるミニタオル
ヘッドレストカバーは6種類用意される
駐機場には1号機の姿も
初便は福岡行きのJL323便