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ベトジェットエア、成田~ホーチミン線/羽田~ダナン線就航と経団連加盟で記念式典。グエン・スアン・フック首相や二階幹事長らが臨席
2019年7月3日 00:26
- 2019年7月1日 発表
ベトジェットエアは7月1日に都内で式典を開き、日本直行便をさらに2路線就航すること、またアジアのLCCとしては初めて日本の経団連(日本経済団体連合会)の外国企業会員になったことを発表した。
式典にはG20大阪サミット2019(第14回20か国・地域首脳会合)で来日中のベトナム社会主義共和国 首相のグエン・スアン・フック氏、日越友好議員連盟会長/自民党 幹事長の二階俊博氏、観光戦略実行推進会議メンバー/地方創生特命担当大臣の片山さつき氏らが出席した。
ベトジェットエアが新規に日本直行便を2路線就航。経団連に加盟
登壇したベトジェットエア 取締役副会長のグエン・タイン・フーン氏は、式典出席者への感謝を述べつつ発表内容を説明した。
ベトジェットエアがが新たに就航するのは、成田国際空港~ホーチミン・タンソンニャット国際空港線(7月12日就航)と、羽田空港~ダナン国際空港線(10月27日就航)の2路線。飛行時間は成田~ホーチミン線が約6時間、羽田~ダナン線が約5時間30分で、いずれも毎日運航される。
ベトジェットエアの成田国際空港~ホーチミン・タンソンニャット国際空港線(7月12日~)
成田(08時55分)発~ホーチミン(13時00分)着、毎日運航
ホーチミン(00時05分)発~成田(08時00分)着、毎日運航
ベトジェットエアの羽田空港~ダナン国際空港線(10月27日~)
羽田(02時30分)発~ダナン(06時40分)着、毎日運航
ダナン(18時10分)発~羽田(01時00分)着、毎日運航
ベトジェットエアは2018年に関西国際空港~ホーチミン線とハノイ・ノイバイ国際空港線、成田~ハノイ線の3路線を就航しており、2019年の新規就航で5路線となる。
ベトジェットエアでは設立後約7年間で約70機の飛行機を所有し、1日約400便・196選を運航するに至っている。2018年と2019年には「ベストウルトラローコストエアライン」に選出され、AirlineRatingsによる「世界の安全な航空会社では最高評価の7つ星評価を2018年と2019年に獲得している。
式典では新規路線とともに、アジアのLCCとして初めて経団連の外国企業会員になったことも発表され、経団連 会長 中西宏明氏の署名が入った「経団連 会員証」が、グエン・タイン・フーン副会長へ手渡された。
国家、企業、個人レベルそれぞれに交流が深まることを期待し、それに力を尽くしていきたい
二階幹事長は日本とベトナムの人の往来は年間120万人を超えていることに触れ、2路線の就航により両国間の往来の利便性が増し、国家、企業、個人レベルそれぞれに交流が深まることを期待し、それに力を尽くしていきたいと述べた。
新しい路線が就航できたことは、さらに両国の政府の交流促進という政策を強化する要素になると確信しています
グエン・スアン・フック首相は2路線就航や経団連加盟をうれしく光栄に思うと述べ、ベトジェットエアは若い企業ながら、非常に速いスピードで発展を遂げ、サービスのクオリティを高めており、「ベトジェットエアが今後さらに両国の戦略的パートナーシップ、友好な関係をいっそう高め、経済、観光分野において促進できることを期待しています」と語った。
また、「先ほど安倍総理大臣と会談しましたが、今後両国が世界情勢のなかで、いかに協力できるかについて意見交換をし、経済や貿易のみならず、観光分野でもさらに促進できるよう努力していきたいと合意しました。ベトナムと日本をつなぐ新しい路線が就航できたことは、さらに両国の政府の交流促進という政策を強化する要素になると確信しています」と話してあいさつを終えた。