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ベトジェット、初の東京路線開設。成田~ハノイ線記念式典

関空~ハノイ、関空~ホーチミンに続く日本3路線目

2019年1月11日 就航

出発を待つVJ933便。使用機材はエアバス A321neo型機(登録記号:VN-A646)

 ベトナムの航空会社・ベトジェット(VietJetAir)は1月11日、成田国際空港~ハノイ・ノイバイ国際空港線を就航した。

 ベトジェットは日本国内において、2018年11月8日に関西国際空港~ハノイ・ノイバイ国際空港線を、12月14日に関空~ホーチミン・タンソンニャット国際空港線を開設しており、この成田線開設が日本3路線目であり、東京エリアへの定期便初就航となる。

初便のセレモニーで行なわれたテープカット。左から成田国際空港株式会社 代表取締役社長 夏目誠氏、ベトジェット 副社長 ドゥ・シュアン・クゥアン氏、駐日ベトナム社会主義共和国 特命全権大使 ヴー・ホン・ナム氏、国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 石井靖男氏、ベトジェット 営業部長代理 グェン・ドゥ・ビン氏

 成田~ハノイ線で使用する機材はエアバス A321neo型機。片道の所要時間は約6時間半で、成田を9時30分に出発してハノイへ14時(現地時間)に到着する。ハノイからの所要時間は約5時間で、0時55分(現地時間)に出発して成田にへ8時に到着する。

ベトジェットの成田国際空港~ハノイ・ノイバイ国際空港線(2019年1月11日~)

VJ933便:成田(09時30分)発~ハノイ(14時00分)着、毎日運航
VJ932便:ハノイ(00時55分)発~成田(08時00分)着、毎日運航

ベトジェットの関空~ホーチミン線(2018年12月14日~)

VJ829便:関空(09時30分)発~ホーチミン(13時30分)着、毎日運航
VJ828便:ホーチミン(01時40分)発~関空(08時30分)着、毎日運航

ベトジェットの関空~ハノイ線(2018年11月8日~)

VJ939便:関空(09時20分)発~ハノイ(13時05分)着、毎日運航
VJ938便:ハノイ(01時40分)発~関空(07時50分)着、毎日運航

ベトジェットが成田空港で使用するのは第2ターミナルで、カウンターは「F」。Fカウンターはほかのカウンターの並びとは違い、出口に近い場所にあるので、利用する際は案内板を確認してほしい

 成田~ハノイ線の初便では、搭乗ゲートにおいてセレモニーが開かれた。ベトジェット 副社長のドゥ・シュアン・クゥアン氏は、「ベトジェットエアを代表して、お集まりいただいた皆さんに感謝いたします。ベトジェットは最新のエアバス A320/321型機を60機ほど保有し、1日385便以上を運航。ベトナム国内や国外の105都市に就航しており、これまで6500万人の方に搭乗していただきました。

 日本はベトジェットにおいて非常に重要なフライトネットワークの都市です。2018年は大阪からハノイ、ホーチミンまでの2路線を開設し、今回の成田線はベトナムと日本を結ぶ3番目の路線になります。利用しやすいスケジュールに魅力的な運賃、ユニークで質の高いサービスにより、この新しい路線が旅のニーズに応えることを期待しております」とあいさつした。

ベトジェット 副社長 ドゥ・シュアン・クゥアン氏

 続いて駐日ベトナム大使館 特命全権大使のヴー・ホン・ナム氏は、「本日、成田~ハノイ線の新規就航セレモニーに出席させていただき、大変うれしく思います。ベトナム政府は観光産業を重要な経済セクターとして位置付けております。そのため航空会社が新規就航させたり、質や利便性を高めたりすることで観光客の増加に貢献してくれることは、政府として歓迎しております。

 また、ベトジェットが国内初の民間航空会社として国内を始め、国外にも積極的に新規就航させている点もうれしく思います。観光産業の発展はもちろんのこと、両国の交流人口の増加、経済の発展など、両国の絆がさらに深まることを期待しております。ご就航、おめでとうございます」と祝辞を述べた。

駐日ベトナム社会主義共和国 特命全権大使 ヴー・ホン・ナム氏
ベトジェットのドゥ・シュアン・クゥアン副社長(左)からヴー・ホン・ナム大使(右)へ記念の盾が贈られた
国土交通省 東京航空局 成田空港事務所 成田国際空港長 石井靖男氏(右)には、ベトジェットのモデルプレーンを贈呈
成田国際空港株式会社 代表取締役社長 夏目誠氏(右)には記念の盾が贈られた
定刻より47分遅れで出発したVJ933便
スタッフに見送られながらハノイへ旅だった