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京成電鉄、成田スカイアクセス線に15年ぶり新車両「3100形」。2019年秋導入
シートを折りたたんで使うスーツケース置き場も用意
2019年4月11日 15:12
- 2019年4月11日 発表
京成電鉄は4月11日、成田スカイアクセス線に15年ぶりとなる新形式車両「3100形」を導入することを発表した。2019年秋に営業運行開始を目指し、8両2編成(計16両)を導入。2020年度以降も継続して導入していく。
新車両は新京成電鉄との共同開発で、コンセプトは「受け継ぐ伝統と新たな価値の創造」。
成田スカイアクセス線を走行することを分かりやすくするため、同線の案内カラーであるオレンジを取り入れた外観とすることで、同じく成田空港へアクセスする京成本線との誤乗車防止を図る。また、車体には飛行機や沿線各所のイメージも描くほか、車外行き先表示器の大型化で視認性を高める。
車内は、座席の一部(各車両4か所、先頭車のみ3か所)を折りたたみ式とすることでスーツケース置き場としても利用できるようにするほか、車いすやベビーカーの利用者向けにフリースペースを中間車両に設けるなど、2020年4月から対応が必須となるバリアフリー整備ガイドラインに沿ったものとする。
また、セキュリティ向上を目的とした防犯カメラ、各乗降口扉上部へ2画面の17インチ液晶などを設置。プラズマクラスターイオン発生装置の設置や空調制御ソフトの見直し、通常よりも背もたれの高いハイバック形ロングシートなど利用者が快適に過ごせるような車内設備も装備。無料のWi-Fiサービスも提供する。