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日本初のムーミンテーマパーク「Metsa(メッツァ)」着工、2019年春に全面オープン予定
建設予定地の埼玉県飯能市で地鎮祭
2017年7月4日 06:00
- 2017年6月30日 地鎮祭
埼玉県飯能市で6月30日、ムーミンのテーマパーク「Metsa(メッツァ)」の地鎮祭が行なわれた。会場となったのはメッツァの建設予定地である宮沢湖畔。小雨の降るなか、駐日フィンランド大使のユッカ・シウコサーリ氏や大塚拓 財務副大臣、大久保勝 飯能市長ら約80名が出席し、7月3日に着工するMetsa(メッツァ)建設の無事と安全を祈願した。
地鎮祭は秩父御嶽神社の神官によって、関係者による鍬入れ、玉串奉奠(ほうてん)などが厳かに執り行なわれた。
Metsa(メッツァ)は、北欧のライフスタイルが体験できるゾーン「メッツァビレッジ」と、ムーミンのものがたりをテーマにした「ムーミンバレーパーク」の2エリアで構成される施設。メッツァビレッジは2018年秋、ムーミンバレーパークは2019年春のオープンを予定している。
地鎮祭のあとに開催された直会では、まずフィンテック グローバル株式会社の代表取締役 玉井信光氏が、「この宮沢湖はランニングや犬の散歩などで多くの地元の方々が集っていた場所。1年半後のメッツァ完成の際には、再び地元の方々がここに戻ってきて、日本全国、全世界から多くの来客がある施設になると確信している。メッツァという宝物を20年、30年未来永劫育てていきたい」と挨拶した。
続いて地元飯能市の大久保勝 市長が、「本日は基礎工事を前にして、まさに“地、固まる”というふさわしい天気になったことを喜んでいる。メッツァはここ飯能市で、20年、50年、100年と、世界中の人々に幸せと希望を与える施設になるはず」と熱い口調で挨拶した。
続くフィンランド大使 ユッカ・シウコサーリ氏は、「2週間前にフィンランドのタンペレという場所に世界初のムーミン美術館がオープンしたが、海外からのゲストで一番多いのはもちろん日本からのお客さま。なので、このメッツァがオープンした際には、多くのフィンランド人がここを訪れることを祈っている」と祝辞を述べた。
大塚財務副大臣は祝辞のなかで、「このメッツァは地方創生の新しいモデルとして全国で参考になるもの。そして地元にとっても期待の星となる事業である。飯能がムーミンの“第2のふるさと”として世界に知れ渡るようになっていくことを大いに期待したい」と語った。
株式会社計画・環境建築の澤崎代表取締役の挨拶では「メッツァの設計は木や森を存分に活かした設計となっている。ここ飯能市にも西川材という良材があるが、それをうまく活かして森林をなじませるような設計に努めた。木を大切にするということは心豊な感性を育てるのと同じ。ムーミンのパークでそういう子供たちが育ってほしいという願いがある」。
最後に施工者代表として挨拶した細田建設株式会社 代表取締役会長 細田伴次郎氏は、「メッツァ(の施工)は細田建設、加藤建設工業、矢島工務店の3社で運営をするが、私共の“匠の技”を駆使し、しっかりした施工体制で進めていく。飯能市民、日本全国、そして世界中の皆さんの期待に応えるべく、夢の実現に向かって邁進していきたい」と豊富を語った。