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NEXCO東日本、東関道 鉾田IC~茨城空港北IC間の施設、開通区間を事前公開
2月3日15時開通予定
2018年1月23日 14:08
- 2018年1月22日 現場公開
- 2018年2月3日 開通予定
NEXCO東日本(東日本高速道路)が建設を進めてきた東関東自動車道(E51) の鉾田IC(ほこたインターチェンジ)~茨城空港北IC間の延長約8.8kmが2月3日に開通する。それに先がけ、報道陣を対象に開通前の同区間の現場公開が行なわれた。
東関道 水戸線は、潮来ICから北関東自動車道 茨城町JCTまでの延長約48.5kmの区間で、2010年3月6日に茨城空港北IC~茨城町JCT間の延長約8.8kmが暫定2車線で開通。今回、その南側の鉾田IC~茨城空港北IC間の延長約8.8kmが暫定2車線で開通し、約17.6kmが通行可能になる。
なお、今回開通区間はNEXCO東日本による整備区間で、残る30.9kmの潮来IC~鉾田ICは国土交通省の整備区間となる。以降、鉾田IC~北浦IC(仮称)の7.9km区間、北浦IC(仮称)~麻生IC(仮称)の11.9km区間、麻生IC(仮称)~潮来ICの11.1km区間が建設予定となっている。
この区間は縮鹿島港や成田国際空港、茨城空港へのアクセス向上を図り、災害時の代替え路線ともなる道路とのことだ。
今回開通する区間の特徴は橋梁とトンネルが一つもない部分。これは高速道路としては比較的珍しいところだ。そういったところから、この区間にはほかの路線では見られない設備が使われていた。それが上下線を区切るコンクリート製の防護柵である。
ただし、この方式では設置後に防護柵を撤去することができないため、事故や災害などで片側車線が通行できなくなった時のために、区間内にはガードレールで仕切っている箇所も設けてあり、必要の際はここを開放して交通整理に対応できるようにしている。また、前記したとおり、片側車線は路肩も合わせると6mあるので片側車線のみでの対面通行も可能になっているとのこと。
区間内はほぼ直線で盛り土と切り土の両方を使うが、道路が周辺より低い位置にある切り土の作りがメインになっている。