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史上初、成田からオーランドへの直行便! 復路はあえて座席数を制限? 満席のZIPAIR初便を見送ってきた

2026年2月23日 実施
ZIPAIRが成田~オーランド直行チャーター便を本日運航。記念セレモニーを開催した

 ZIPAIR Tokyoは、成田~オーランド直行チャーター便を2月23日から運航する。日本史上初の直行便となり、オーランド国際空港までを約13時間でつなぐ。

 今回のチャーター便の運航に合わせZIPAIRは、ディズニー・デスティネーション・インターナショナルと共同プロモーションを実施。オーランドへ向かう乗客の多くの目的地であるフロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)の来園特典などを用意している。

これからオーランドへと向かうZG714便

往路は貨物なし、復路は座席数を制限するなど「オーランド線の特殊さ」

 成田空港第1ターミナルの搭乗ゲート付近で実施したセレモニーでは、ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長の西田真吾氏が登壇、「このフライトはアジアからオーランドへ向かう直行便として初の試み。オーランドはWDWとともに魅力的な観光地。皆さまの旅・冒険をZIPAIRがお手伝いできることを光栄に思っています。本直行便も“行きたい”という思いをまっすぐつなぎ、新しい旅の扉を開くお手伝いをしたいと思い実現しました」とコメント。

 そして、使用機材であるボーイング 787についても言及。「ヨーロッパはもちろん、東海岸、NYを目的地に飛ぶことができる機材をもってしても、オーランドへ直行便を飛ばすのは非常に大きな挑戦。通常は貨物を載せますが、今回はお客さまと手荷物のみに特化。また、復路は偏西風に向かって飛ぶため満席にできません。290席のところを230席のみとするなど、非常に大胆な路線となっています」とオーランド線の特殊さを紹介した。

 また、今後の展開については、今回の感想を踏まえたうえで検討したいとし「航空会社として、そうとうハードルの高いオペレーションのため、今回は路線継続可能かどうかの1つの指標になるかと考えています。他社が踏み切れないハードルを超え、繁盛期だけでなくオフシーズンの搭乗につながる魅力的なコンテンツ・都市に臨時便が可能か。オーランド、そしてWDWのお力添えを引き続きいただけたらと考えている」と今後のタッグに関しても期待を述べた。

 なお、今回のチャーター便は往路が満席、復路も9割とかなりの評判とのこと。HISとJTBにてパッケージ商品を造成したことに関し、ほかの旅行会社からの問い合わせなど反響も多かったという。

株式会社ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長 西田真吾氏
4月1日付でZIPAIRの代表取締役社長に就任する取締役事業本部本部長 深田康裕氏も臨席した
カウンターでは搭乗者の受付を西田社長が直接担当。オーランド線の期待を直接利用者から聞いていた
成田空港第1ターミナルのカウンターにはオーランドの文字が

 搭乗ゲートには、ZIPAIRのコーポレートカラーであるグレーとグリーンの華やかなバルーンアートをデコレーション。世界最大級の夢と魔法の王国への出発を盛大にお祝いした。フォトスポットも設置するなど、出発前の時間もハピネスあふれる時間となっていた。

搭乗ゲートのバルーンはZIPAIRカラーだ!
フォトスポットも用意しており、このあとパークに到着したかのようなにぎわいに
エプコットやタワテラなどが描かれたカチューシャ
ZIPAIRの運航プロップスや、トランクデザインのWDWプロップスも

 さらに搭乗者にはノベルティも配布。“WDWでの体験をより楽しくするアイテム”と事前告知しており、実際のグッズをチェックしたところ、スペシャルなデザインのカチューシャであった。

 西田社長自らカチューシャを着用し、搭乗ゲストに「ぜひ付けてゲートをお進みください」と声かけ。到着地でもセレモニーの開催を予定している。

搭乗ゲートにはカチューシャ姿のゲストが並ぶ、まさにパークのような光景が広がった
搭乗者向けのギバーを配布
カチューシャと搭乗証明書がエコバッグとともに渡された

ZIPAIRの成田~オーランド線(2026年2月23日・28日・3月5日・10日)

2026年2月23日

ZG714: 成田(14時30分)発~オーランド(13時40分)着
ZG713: オーランド(15時40分)発~成田(翌20時35分)着

2026年2月28日

ZG714: 成田(14時30分)発~オーランド(13時40分)着
ZG713: オーランド(15時40分)発~成田(翌20時35分)着

2026年3月5日

ZG714: 成田(14時30分)発~オーランド(13時40分)着
ZG713: オーランド(15時40分)発~成田(翌20時35分)着

2026年3月10日

ZG714: 成田(14時30分)発~オーランド(14時40分)着
ZG713: オーランド(16時40分)発~成田(翌20時35分)着

オーランド直行便のメリットとは。乗り換えなし&現地滞在時間の有効活用がカギ

 なぜ、今回の成田~オーランド線の運航が快挙なのか。その理由を考えていこう。やはり最大のメリットは1本で向かえること。筆者も何度かオーランドへ行ったことがあるが、乗り換えを含めた約18時間は体力的にもかなりしんどい。

 また、米国での国内線乗り継ぎ時の手荷物の預け直しがなく、航空旅行に不慣れな人やファミリーなど大人数だと手間が省けるのは大きな部分だ。一度搭乗してしまえば乗り継ぎ空港でのトラブルの心配もなく、スムーズに現地へ到着できる。

 到着時刻に関するメリットもある。13時40分着(3月10日は14時40分)のため、初日のWDW訪問やオーランド観光が計画しやすいのも◎。実際、乗り継ぎ便では現地到着が夕方以降になる場合が多く、移動とホテルのチェックインで1日が終わってしまう。

 例えば空港から、初日でもケネディ宇宙センターへはクルマで約50分と到着時も訪れることができる。もちろんWDWへそのまま向かう場合には、パークホッパーや1~10日で選べる券種の有効利用にも貢献してくれる。昨今の円安やチケット代(1日券119ドル~)はお財布に響くもの。ちょっとでも節約したいのなら、早めの到着が可能なフライトを選びたい。

 なお、帰国便のオーランド出発時間は15時40分(3月10日のみ16時40分)。リーズナブルなエアラインにありがちな早朝や深夜の出発ではなく、時間に余裕をもって空港に向かえるのもありがたい。3時間前到着を見積もっても12時前にホテルを出ればOKと、かなりラクなのだ。

初便はほぼ定刻どおりに出発。オーランドへの直行便はまさに快挙! 格段に現地へのアクセスがスムーズになる

 余談だが、筆者が初めてオーランドならびにWDWを訪れた際、乗り継ぎ便が欠航、途方に暮れたことがある。数時間後、振替でき無事に23時過ぎにオーランドに到着。日をまたいでホテルに到着した記憶は今もなお鮮明だ。思い出をより楽しいものにするためにも、やはり直行便利用の重要性を説かずにはいられない。