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ジェットスター、機内で客室乗務員の仕事体験を実施した「セントレアから行く 親子周遊フライト」

名古屋市内の小学生と保護者40組を招待

2017年12月26日 実施

ジェットスターは12月26日、セントレア発着の親子のための特別課外学習プログラム「セントレアから行く 親子周遊フライト」を実施した

 ジェットスター・ジャパンとセントレア(中部国際空港)は12月26日、親子のための特別課外学習プログラム「セントレアから行く 親子周遊フライト~ジェットスターの搭乗体験で空の仕事について学ぼう~」を実施した。

 このプログラムは、飛行機を身近に感じてもらうことや、航空業界の仕事に興味を持ってもらうことを目的に実施。名古屋市内にある266校の小学4~6年生と保護者を対象に、2606組の応募者のなかから当選した40組80名が参加した。

 ジェットスター・ジャパンでは、これまで就航地である香川県(関連記事「ジェットスターで高松から成田へ。親子向けLCC&空港見学ツアー」)や熊本県(関連記事「熊本の親子を招待した『ジェットスターで行く くまもと応援親子ツアー』」)の小学生と保護者を対象にしたプログラムを実施してきたが、同じ発着地による周遊フライトは今回が初めてであり、2018年春のセントレアの拠点化に向けた取り組みの一つでもある。

空の上で、飛行機と航空業界の仕事について知る特別課外学習プログラム

8時になると当選した小学生とその保護者40組80名のが続々と集合

 初実施となる特別課外学習プログラム「セントレアから行く 親子周遊フライト~ジェットスターの搭乗体験で空の仕事について学ぼう~」は、セントレアを発着地として実施した。8時になると当選した小学生とその保護者40組80名のが続々と集合した。

 実施にあたり、ジェットスター・ジャパン 事業・戦略本部長の田中正和氏が挨拶に立ち、「本日はよい天気にも恵まれて、予定どおりに飛行機が飛ぶ予定でございます。ジェットスター・ジャパンは中部国際空港に2013年3月に就航して5年になります。これまで、実際にご利用いただく機会もなかったと思いますので、実際に搭乗いただいて、空の旅を身近なものに感じていただければと思います。冬休みが始まったばかりだと思いますが、周遊フライトに乗って、よい冬休みの思い出を作っていただければと思います」とコメントした。

 次に、中部国際空港 営業推進本部 航空営業部 原田有隆氏がマイクを持ち「今日の冬休みの特別な思い出を『セントレアから飛行機に乗って楽しかったよ』と周りの人に伝えてもらえればと思います。今日はめいいっぱい楽しんでください」と子供たちに語りかけた。

ジェットスター・ジャパン株式会社 事業・戦略本部長 田中正和氏
中部国際空港株式会社 営業推進本部 航空営業部 原田有隆氏
名古屋市 観光文化交流局 主幹 遠藤剛氏

 最後に名古屋市 観光文化交流局 主幹の遠藤剛氏は「天気もよいので景色などを楽しめると思います。今日1日、十分楽しんでください」と話し挨拶を終了した。その後は、搭乗に際しての注意点とプログラムの説明などが行なわれ、2つのグループ分かれて搭乗ゲートに移動した。

 9時10分ごろになると、106番搭乗ゲートにアナウンスが流れいよいよ搭乗開始。40組の参加者が搭乗する飛行機は中部行きのGK758(なごや)便で、機材はエアバス A320型機。搭乗ゲートから飛行機が駐機している28番ランプエリアまではバスで移動した。

106番ゲートから28ランプエリアへ移動。飛行機はGK758(なごや)便
チケットを受け取って搭乗ゲート内へ

 バス到着後はGK758便の前でグループごとに記念撮影が行なわれ、いよいよ搭乗開始。搭乗口ではパイロットとCA(客室乗務員)がハイタッチで出迎えた。子供たちも笑顔でうれしそうな様子がうかがえた。

使用機材はエアバス A320型機
グループに分かれて機体の前で記念撮撮影
ハイタッチで子供たちを出迎える

 離陸後、順調に高度を上げ水平飛行となった機内では「ジェットスターお仕事紹介と体験」イベントがスタート。子供たちは、パイロットに質問したり、CAの仕事を体験したりしながら、航空業界の仕事について学んだ。

 まずは杉本機長が挨拶し、「飛行機が空を飛ぶためにはパイロットや客室乗務員、空港スタッフなどたくさんの仲間が必要です」と飛行機に関わる仕事を紹介。さらに「日々のフライトでも、お客さまを飛行機まで案内する仕事、荷物を飛行機に載せる仕事、燃料を積み込む仕事、飛行機の交通整理をする管制官の仕事、飛行機の身体検査にあたる整備作業を行なう仕事など、多くの仲間の力が集まって飛行機が安全に飛んでいます」と飛行機に関わる仕事にはどんな種類があるのかを伝えた。

 続いて行なわれたパイロットへの質問コーナーでは「何歳のときにパイロットになろうと決めたか」「何を心がけてジェットスターを操縦しているか」「なぜ離陸するときに照明を暗くするのか」という質問に対し、尾崎副操縦士が分かりやすい言葉で丁寧に回答していた。

機長に質問する子供たち
窓からはきれいな富士山が見えた

 今回の周遊フライトは富士山の西側を飛行。機内イベントの途中、CAから「富士山がきれいに見えています」という機内アナウンスがあると、子供たちは窓にしがみつき、空の上から見る富士山に感動したようだった。

 そして、CAの仕事紹介のあと機内アナウンス体験が行なわれた。実際のアナウンスにそれぞれ名前をアレンジして「ご搭乗の皆さまこんにちは。本日はジェットスターGK758便、中部国際空港行きをご利用いただきまして誠にありがとうございます。本日の機長は○○、副操縦士は○○、そして客室サービスマネージャーは私、○○でございます。中部国際空港までの飛行時間は離陸後1時間を予定しております。フライト中にご用の際は、いつでもお気軽にお申し付けください。重ねまして、本日はジェットスターをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。どうぞ、快適な空の旅をお過ごしください」とアナウンスした。体験した子供たち皆がCAさながらの見事なアナウンスを披露していた。

機内アナウンス体験も緊張した様子も見られたが、とても上手に披露してくれた

 時間はあっという間に過ぎ、飛行機は着陸態勢へ。GK758便はセントレアに無事着陸した。最後に「今日のことをたくさんの人に話してくれるとうれしいです。楽しい冬休みをお過ごしください。本日はGK758便のフライトにご搭乗くださいまして、ありがとうございました」と機内アナウンスが流れ、約1時間の周遊フライトが終了した。

 降機時には、機長やCAが手書きのメッセージカードを手渡しながらお見送り。参加者は控室に移動し、土産をもらい「ジェットスターでセントレアから行く 親子周遊フライト」は終了した。

降機時には手書きのメッセージカードが手渡された
手書きのメッセージカード
配布された土産(Tシャツ、ノート、サングラス、ネームタグ)

 終了後、周遊フライトに参加した感想を聞いてみると「飛行機が揺れたときは少し怖かったけど、とても楽しかった」「CA(客室乗務員)になりたい気持ちが強くなった」など話してくれた。今回は、飛行機へ搭乗することが初めてという子供たちが多かったようだが、子供たちの飛行機や航空業界の仕事に対する興味、関心を刺激したようだった。