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JAL、若手CAによるハンドベル隊「JALベルスター2017」が始動。音楽経験豊富な8名がメンバーに
2017年10月25日 06:00
- 2017年10月12日 実施
JAL(日本航空)は10月12日、ミュージックベル隊「JALベルスター2017」の練習風景を公開した。
JALベルスターは同社の若手CA(客室乗務員)によるハンドベルの音楽隊で、1995年の初結成後は毎年選考によりメンバーが決定している。23期目となる今年は25名の応募のなかから8名が選出された。
JALベルスター2017のメンバー(入社年度、音楽経験)
岸上真唯子さん(2016年、ピアノ10年ほか)
堀口ひかりさん(2014年、ピアノ16年)
佐藤妃桜華さん(2017年、ピアノ9年)
濱地恵理さん(2014年、エレクトーン13年)
乙武英里さん(2016年、ピアノ14年ほか)
上田梨沙さん(2017年、エレクトーン10年)
森下杏樹さん(2016年、ピアノ4年)
六角奈央さん(2015年、ハンドベル7年ほか)
メンバーを見てもらえば分かるように2017年度のJALベルスターは全員が楽器経験者。なかでも六角奈央さんはハンドベル歴7年と、豊富な演奏経験を持つメンバーが揃っているのが特長。メンバーの選考基準は公表されていないものの、日常の業務をこなしながら練習を行ない結果を出すことが求められるだけに、経験者が選ばれやすいという状況になっているようだ。とはいえ、前述の六角さんをしてもエントリー3回目で初めての選出というから、なかなかに狭き門と言える。
こうして決定したメンバーによる初練習は取材前日の10月11日。「Be the JAL Bellstar」をスローガンに掲げ、「お客さまにもベルスターの一員になって楽しんでいただきたい」をコンセプトに、本番へ向けて合計8回の練習に励むことになる。
ただ、多くのメンバーが経験を持つ鍵盤楽器とは違うのがハンドベル。初めて触れたというメンバーも少なくなく「キレイに音を前に向かって出すのが難しい」(堀口さん)、「リズムをつかんで一緒に低音高音を外さず、一丸となって音を奏でるのが難しい」(森下さん)と、苦戦する面もある様子。経験者である六角さんは「1人が1音を持って旋律を奏でるので、流れや和音を(表現するのに)みんなで呼吸を合わせるのが難しい」とポイントに触れつつも、「それがハンドベルの一番の醍醐味」だとコメント。
2年目となる濱地さんは新メンバーについて「昨日、初日を迎えたばかりですが、去年より練習のスピードが早い気がします」と話すとともに、「得意な分野でそれぞれが個性を発揮して、一人一人がチームをリードしている」と、その要因を分析する。今回公開された練習では1曲のみの披露だったものの、すでに曲の表現や表情といった演出部分まで踏み込んでおり、12月の初舞台が楽しみな印象を受けた。
ステージでは新曲を含め8~9曲の演奏を予定しており、詳細は秘密とのことながら定番曲から今年話題になった曲、家族で楽しめる曲などがリストに上がっているそうだ。
今年の公演予定は12月1日~2日の函館を皮切りに、札幌、名古屋、福井、最後に羽田空港(クリスマスイベント)が予定されているが、詳細な日程は現時点では調整中とのこと。例年、12月には同社のWebサイトに特設ページが公開されるので、最終的な公演スケジュールに関してはそちらをチェックしてほしい。