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JAL、羽田でクリスマスイベント。若手CAハンドベル隊「ベルスター2017」にパイロット合唱隊「JAL空飛ぶ合唱団2017」飛び入り参加

JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」と合唱団「フロイデ」も熱演

2017年12月23日 開催

CAのハンドベル隊「ベルスター2017」とパイロット合唱隊「JAL空飛ぶ合唱団2017」

 JAL(日本航空)は12月23日から25日にかけて、羽田空港と成田空港でクリスマスイベントを実施した。

 12月23日と24日には「ベルスター」が羽田空港国際線ターミナルの江戸舞台でクリスマスソングを演奏した。ハンドベル隊ベルスターは、若手CA(客室乗務員)8名によって構成され、12月をメインに各地のイベントなどで演奏している。

CAのハンドベル隊「ベルスター2017」とパイロット合唱隊「JAL空飛ぶ合唱団2017」がコラボパフォーマンス

 23日の演奏では、ベルスターの演奏の前に、現役若手パイロット13名(内指揮者1名)によって構成される「JAL空飛ぶ合唱団2017」による「浪漫飛行」の合唱が初披露された。指揮者の織田直行さんはボーイング 767型機のキャプテンで、ほかは全員がボーイング 767型機や737型機の副操縦士を現役で務める。

 合唱曲の米米CLUBの浪漫飛行は、1990年にJALのCMイメージソングとなっているヒット曲。振り付けの途中では、指を飛行機形にしてポーズを決め、これはこの形で手を上に突き出すと手話で飛行機を意味するほか、「I love you」や、胸に持ってくる動作で「JAL」のハンドサインの意味合いも込めているという。また、合唱経験者は藤本さん1名のみで、ほぼ合唱未経験者で構成されているが、そんなことはみじんも感じさせない、若い迫力のある歌声で会場をわかせていた。

JAL空飛ぶ合唱団2017

織田直行さん(指揮者、767機長)
藤本新之助さん(合唱経験者)
坪田和紀さん
前田亮輔さん(エレクトーン経験者)
山本賢さん
山崎祐太さん
草次佳さん(唯一737乗員部から)
小澤佑介さん
島津陽介さん
神原悠佑さん
平峰新也さん
安斎恵一郎さん(ハンドサインを考案)
谷田海博孝さん

ベルスターの演奏の前に若手パイロットよって構成される合唱団「JAL空飛ぶ合唱団2017」の合唱
指揮者の織田直行さんは767のキャプテン
JAL空飛ぶ合唱団2017の合唱
飛行機型のハンドサインで決めのポーズ
JAL空飛ぶ合唱団2017「浪漫飛行」

 ベルスターは20年以上にわたり活動を続けている、現在の「ベルスター2017」は入社1年目~4年目の若手CA 8名で活動している。全員が楽器経験者。10月の初練習から8回の練習で本日のステージを迎えている。

JALベルスター2017のメンバー(入社年度、音楽経験)

岸上真唯子さん(2016年、ピアノ10年ほか)
堀口ひかりさん(2014年、ピアノ16年)
佐藤妃桜華さん(2017年、ピアノ9年)
濱地恵理さん(2014年、エレクトーン13年、ベルスター歴2年目)
乙武英里さん(2016年、ピアノ14年ほか)
上田梨沙さん(2017年、エレクトーン10年)
森下杏樹さん(2016年、ピアノ4年)
六角奈央さん(2015年、ハンドベル7年ほか)
※成田ベースの六角さん以外は羽田ベース

 23日の演奏した曲目は、「I will be there with you」「ひいらぎかざろう」「あわてんぼうのサンタクロース」「きよしこの夜」「愛を叫べ」「恋」「Beauty and the Beast」「明日の翼」の8曲。

「ベルスター2017」。左から岸上真唯子さん、堀口ひかりさん、佐藤妃桜華さん、濱地恵理さん、乙武英里さん、上田梨沙さん、森下杏樹さん、六角奈央さん
ベルスター2017の演奏
乙武英里さん
上田梨沙さん
森下杏樹さん
六角奈央さん
濱地恵理さん
佐藤妃桜華さん
堀口ひかりさん
岸上真唯子さん
ベルスター2017の手作りパネル

 演奏曲中の「恋」は、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」エンディングテーマ曲で、振り付けが「恋ダンス」としてブームになった。この曲では「JAL空飛ぶ合唱団2017」のパイロット4名がダンスパフォーマンスに加わり会場を盛り上げていた。また、アンコールの声にも応え、再度この「恋」をダンスパフォーマンス入りで披露してくれた。

「恋」の演奏では「JAL空飛ぶ合唱団2017」の4名が「恋ダンス」を披露
切れのいいノリノリのダンスパフォーマンス
「ベルスター2017」の演奏エンディングポーズ
JALベルスター2017 クリスマスイベント

JAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」

 23日は、ほかにも羽田空港第1旅客ターミナル2階 マーケットプレイスの広場にて、JAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」の演奏と、JAL合唱団「FREUDE(フロイデ)」合唱および演奏も行なわれた。

「シルバーウイングス」は、1964年に結成され、22歳からの若手社員や70歳代のOBまで、幅広い年齢層にて活動する、いわゆるビッグバンドJAZZを演奏するグループ。成田ベースのメンバーが主体になっていて、空港だけでなく地域のイベントなどでも演奏活動をしている。

 23日の演奏曲は、「X'mas Disco Carol」「星に願いを」「Dream」「サンタが街にやってくる」「Route 66」「A Night in Tunisia」の6曲。「Dream」と「サンタが街にやってくる」はボーカル入りで披露された。子供でも楽しめるように、日本語の歌詞の入った選曲もしている。

羽田空港第1旅客ターミナル2階 マーケットプレイスの広場には、巨大なクリスマスツリーが飾られていた
巨大なクリスマスツリー前でJAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」が演奏
JAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」の演奏
JAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」の演奏
ボーカルの狩野明美さん
バンドマスターの吉沼日出夫さん
MCも担当したフルートの守橋隆史さん
JAL JAZZビッグバンド「シルバーウイングス」

JAL合唱団「FREUDE(フロイデ)」

 JAL合唱団「FREUDE(フロイデ)」は、首都圏のJALグループのさまざまな職種の社員、OB、OGの合唱好きが集まって活動をしている。今回の合唱では70名ほどが集まり、参加者のCAなどは急遽集まった人もいるとのこと。参加に特に合唱能力を問うようなことはないそうで、ステージでは子供たちを招き入れて一緒に歌うシーンもあった。

 曲は、「小さな世界」「あわてんぼうのサンタクロース」「赤鼻のトナカイ」「どこまでも ~How Far I'll Go~」「クリスマスイヴ」「ありがとう」「White Christmas」「Last Christmas」「Happy Christmas」「讃美歌メドレー」「ジングルベル」の11曲を2部構成で合唱した。毎年、その年に流行した曲を1曲混ぜるようにしているとのことで、今年は子供にも楽しんでもらえるようにと、映画「モアナと伝説の海」の日本版エンディング曲「どこまでも ~How Far I'll Go~」を選曲したとのこと。

JAL合唱団「FREUDE(フロイデ)」の合唱と演奏
開始前に聞きに来た子供にアメなどを配る
子供たちを合唱団に招き入れる
足を止めて聞き入る人も多い
JAL合唱団「FREUDE(フロイデ)」の合唱と演奏
ピアノ演奏の池田由紀子さん
指揮者は吉田伸昭さん
中休みで紹介されたロンドンベースのイタリア人CA、モニカさん。日本語、英語、イタリア語で挨拶
取材に応えてくれた部長の久保田真理子さん
最後はみんなで「メリークリスマス!」
JAL合唱団FREUDE(フロイデ)「小さな世界」ほか