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JAL、「新・JAPAN PROJECT」の一環として「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトを発足
伊賀市、三重県、三重大学と連携して地域活性化を目指す
2017年8月7日 18:35
- 2017年8月5日 発表
JAL(日本航空)は8月5日、伊賀市、三重県、三重大学と共同で「忍びの心・技・体」を体験するプログラム「忍びの里 伊賀」創生プロジェクトを発足したと発表した。
JALと三重県は、JALが行なっている観光振興と農産物をテーマに地域を盛り上げる「新・JAPAN PROJECT」の一環で2015年12月に「『食』と『観光』に関する協定」を締結。今回もこの取り組みの一環として、一般団体を含めた「産官学民」で連携して誘客や地域活性化を目指す。
このプロジェクトでのそれぞれの役割としては、三重県と伊賀市がプロジェクト全体の調整や地域間の連携の推進、三重大学は忍者に関する学術的裏付けや監修、JALは機内媒体などを活用したプロモーション、海外ネットワーク網を活かしたプログラムなどの流通支援、地元の団体がプログラムおよびレースなどの実施を担当する。
具体的な取り組みとしては、かつて忍者が駆け巡った山々を走ることで「心・技・体」を鍛える大山田地域におけるトレイルランニングレース「第1回 NINJA TRAIL RUNNING RACE」を11月3日と4日で実施。JALはこのプロジェクトの発足を記念して「JAL×『忍びの里 伊賀』応援特別枠」を設定し、8月9日から参加者の追加募集を行なう。
そのほか、伊賀焼の里として知られる伊賀市丸柱地域では、欧米の富裕層をターゲットに、歴史書に記された実際の忍者の生活になぞらえた農作業や作陶など「本物の忍びの里」を体感するプログラムなども検討しているという。
今後は、JALをはじめとするプロジェクト加盟団体でそれぞれの媒体を活用した取り組み周知や、伊賀焼などの物産品や旅行商品の販売などを展開していく。