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国交省、中部縦貫道 永平寺IC~上志比ICを7月8日開通、永平寺大野道路が全線開通

2017年7月8日 開通

中部縦貫自動車の永平寺IC~上志比ICが開通。永平寺大野道路が全通する

 国土交通省 近畿地方整備局は、中部縦貫自動車道 永平寺IC(インターチェンジ)~上志比IC間の延長約5.3kmを7月8日に開通することを発表した。今回の開通により、中部縦貫道を構成する永平寺大野道路(福井北JCT・IC~大野IC、延長26.4km)が全線開通することになる。

 永平寺大野道路は北陸自動車道~東海北陸自動車道~中央自動車道を結ぶ中部縦貫道のうち、北陸道とのJCTとなる福井北JCT・ICから福井県大野市の大野ICまでを結ぶ区間で、1998年度の工事着手から20年弱を経て全線開通することになった。

 最後の開通区間となった永平寺IC~上志比IC間は延長約5.3km、2車線での開通となる。永平寺ICは国道364号、上志比ICは国道416号にそれぞれ接続する。通行は無料。

開通区間

 永平寺大野道路周辺には、大本山永平寺(福井県永平寺町)や、恐竜博物館・かつやま恐竜の森(勝山市)、大野市の街歩き(大野まちなか観光)などの観光スポットがあり、2009年度に上志比IC~勝山IC間、2013年度に勝山IC~大野IC間が開通して以降、来訪者が増加。2015年の観光入れ込み客数は、大本山永平寺が2012年度比で16%増、恐竜博物館・かつやま恐竜の森が同98%増、大野まちなか観光が同80%増となっており、全線開通によりさらなる観光振興に期待されている。

 また、並行道路の一つである国道158号は異常気象時に通行規制があり、2004年の福井豪雨では国道416号に交通が集中。永平寺大野道路の全線開通により地域間ネットワークも強化される。

永平寺大野道路周辺の主要観光地の入れ込み客数推移
高速道路ナンバリング標識