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写真で見る 「東京メトロ 銀座線1000系特別仕様車両」
開業当時を再現
2017年1月17日 13:22
- 2017年1月17日 運行開始
東京メトロ(東京地下鉄)は、銀座線1000系に特別仕様車両を2編成投入、最初の1編成目が1月17日から運行を開始した。これまでの01系の置き換えとして1000系を順次投入していたが、特別仕様車両2編成が最後の投入編成ということで、通常とは違う楽しめる車両を目指した。2017年は銀座線開業90周年ということで、特別仕様車両を使ったイベント列車も検討中だ。報道公開の模様はこちらの記事も参照いただきたい。
基本的な車両のメカニズムは通常の量産車とまったく同一だが、座線の路線コンセプト「伝統×先端の融合」のうち、「伝統」を強調、開業当時に運行していた旧1000形をイメージした内外装に仕上げた。
ウインドシル、ウインドヘッダーを再現した外装
外装は、量産車と同じくシートによってイエローのカラーとしているが、旧1000形の登場当時の車両では必須だった補強板であるウインドシル、ウインドヘッダーをカラーシートの濃淡で再現。前照灯を1灯式に、尾灯形状の変更、外販塗装範囲の変更などで旧1000形に似せ、乗務員扉の握り棒や開閉ハンドル色を真鍮色にしている。
ウインドシル、ウインドヘッダーは実際にパネルを貼り付けて表現する方法も検討されたが、取り付けには車体に穴を開けなければならず、後々のメンテナンスに影響があるため実現しなかった。また、シートでリベットも表現するなど、さらに旧1000形に近づけようという意見もあったが、スッキリとした外見にするため、今回の仕様に落ち着いたという。なお、1000系のイエローの車体はシートによるもの。剥がせば01系のようなヘアラインのアルミ地の車体として利用することもできるという。
木目や真鍮を再現した室内
室内は木目調の内装とし、座席まわりやドア左右の手すりや貫通路のドア取っ手、点検の開口部の蝶番などが真鍮色となっている。本物の真鍮を使うことも検討されたが、衣服の汚れのおそれがあり採用されなかったという。
シートや床のカラーも旧1000形に合わせ、グリーンのシートに赤の床とした。窓枠など通常はアルミのシルバーとなっている分は濃い赤色の仕上げとし、こちらも旧1000形のイメージに近づけた。
吊り手は持ち手部分をリコ式風の形状とした。




















