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スターフライヤー、新制服や新造機でお出迎えした就航10周年イベント「STARFLYER 10th ANNIVERSARY NEW STAR EXHIBITION」

北九州空港の同社格納庫にて新たなボーディングミュージックも披露

2016年12月23日 実施

 スターフライヤーは12月23日、就航10周年の集大成となるイベント「STARFLYER 10th ANNIVERSARY NEW STAR EXHIBITION」を北九州空港にある同社格納庫にて開催した。

 STARFLYER 10th ANNIVERSARY NEW STAR EXHIBITIONと銘打ったイベント名に合わせて、新制服を着用したスタッフと新造機で来場者をお出迎えするなど、これから先の10年を来場者に感じ取ってもらう意気込みが感じられた。来場者は、地元北九州だけでなく大分県や山口県と、さまざまなエリアからの参加もあったというイベントの模様をレポートしていく。

新制服を着用したスタッフと新造機で来場者をお出迎え

イベント会場となったのは北九州空港にあるスターフライヤーの格納庫
格納庫入口付近には案内板が設けられていた
格納庫内に駐機されている新機材に電源を供給するため、HITZINGER社製の電源車が稼働していた

 今回のイベントでは、新制服のお披露目、受領したばかりの新機材の体験会、そして新しいボーディングミュージックの試聴と大きく3つのコンテンツを軸として来場者を迎え入れた。

 イベントの参加者は公式サイトから応募を募り、当選した約300組を招待。当日は新機材を体験してもらうということで、格納庫には12月18日に到着したばかりのエアバス A320型機が鎮座していた。この新機材の登録記号は「JA24MC」。通算14機目の機体となり所有機数は10機になった。なお運航開始は12月24日からとのこと。

 格納庫内では、機内でも提供されているタリーズのコーヒーやスープが来場者へ振る舞われており、さらに新制服の着用体験ブースも設けられていた。こちらは子供用はもちろん大人用も用意されており、撮影した写真をSNSに”#sfj_new_star”のハッシュタグをつけて投稿すると、その場でプリントしてくれるサービスも提供されていた。大人用の制服着用体験については、過去のイベントなどで「大人も着てみたい!」との要望が多く、今回の実現となったようだ。

格納庫内では受領したばかりのJA24MCが来場者を迎え入れる
来場者には機内で提供されているタリーズコーヒーを振る舞う
制服着用体験ブース
12月17日にお披露目されたばかりの新制服を着用することができた

新造機JA24MCの搭乗体験サービス

来場者の待機場所は、実際のシート配列と同じ
報道陣はF組の機内体験に同乗した
来場者に感謝の笑顔で迎え入れるCA(客室乗務員)

 JA24MCの体験会は、300組もの来場者を迎え入れたわけだが、大きくS組・F組・J組と参加時間帯を3つに分けて、それぞれの会で50組ずつを2回入れ替えて行なわれた。当選1組あたり最大3名までとし、A320の左右3名ずつのシート配列で横一列に座れるように配慮されていた。体験会が行なわれている機内では、10周年の御礼がアナウンスされ、来場者は真新しいシートの感触を確かめていた。来場者はCA(客室乗務員)に写真撮影をお願いするなど、普段の乗務と同様の客室サービスに満足気な表情。

記念撮影に気さくに応じるCAの姿があった

 着席しているすべての来場者には、プレゼントとして2017年の卓上カレンダーと、真っ黒な箱が特徴のスターフライヤーロゴ入りの門司港ホテルレトルト焼きカレーがプレゼントされた。降機時にも軽食と飲料のプレゼントがあり、会場内には新しいボーディングミュージックが流された。

来場者全員にプレゼントされた2017年の卓上カレンダーと門司港ホテル焼きカレー。どちらも機内販売にて購入可能
降機時に軽食が配られた

JA24MCの機内を紹介

 JA24MCは、すでにほかの機材でも導入済みのコンポジションレザーシート仕様となっており、環境に配慮しつつも高級感ある手触りをもつレザーの質感を実現している。薄型化されたヘッドレストにビルトインされているシートモニターについても、音楽や映像コンテンツ、電子書籍など多くのメニューが用意されており、来場者も驚きの表情でタッチパネルを操作していた。さらにすべてのシートモニターに照明付きのUSB端子が装備されており、スマートフォンなど電子機器の充電にも対応する。同社ではこの仕様を「TypeII」と呼んでおり、JA22MC、JA23MCに続く3機目となる。

機内後部から機首方向
「TypeII」と呼ばれるコンポジションレザーシート
ビルトインされたシートモニター
ブルーの照明が点くUSB端子とイヤフォン端子
メニュー画面
メニュー画面の「スターフライヤー」をタッチすると会社説明となる
メニュー画面の「電子書籍」をタッチすると、ご当地系関連のコンテンツが表示される
薄型化されたヘッドレスト。このJA24MCで同仕様の機材が合計3機となる

写真で見るJA24MCの外観

機首付近
ノーズギア
主翼
シャークレット付近
機体後方に「City of Kitakyushu」の文字
尾翼付近。
左側メインギア付近
機体後方下部
右側メインギア付近
エンジンはCFMインターナショナル製
メインギア

 真新しい機材と制服によって、コンセプトはキープしつつも来場したファンには、次なる10年に向けた新しい風をアピールしたイベントだった。コンポジションレザーシート仕様の「TypeII」を採用した機材も3機に増えたこともあり、新制服と合わせてより多くの利用客に新しいスターフライヤーをアピールしていく2017年を迎える。