ニュース
JAL、「阿波藍観光プロモーション in 羽田空港」開催
空港内で阿波踊り。阿波藍染めなど徳島県の魅力をPR
2016年11月15日 21:56
- 2016年11月13日 実施
JAL(日本航空)は11月13日、羽田空港第1旅客ターミナル 2階にあるマーケットプレイスにおいて、「阿波藍観光プロモーション in 羽田空港」を開催した。徳島県知事である飯泉嘉門氏、JAL会長 大西賢氏やCA(客室乗務員)も参加して、徳島県の観光や文化、食をPRするイベントを開いた。
JALは8月5日に、地域の活性化に貢献することを目的として徳島県と包括連携協定を締結しているが、これは徳島県の「あわ文化」や観光、食、スポーツの振興などを通じて国内外に情報を発信し、交流人口の拡大を図ろうというもの。また、災害時に備えた緊急支援物資の輸送訓練の実施も、これに含まれている。「阿波藍観光プロモーション in 羽田空港」はその取り組みの第1弾として開催された。
イベントはファッションショーからスタート。徳島特産のさまざまな阿波藍染めの衣装をまとったモデルが、ステージで優雅にアピールした。
ファッションショーの最後には飯泉嘉門知事が阿波藍染めの作務衣をまとって登場し、「藍=ジャパンブルー、阿波藍を東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムとともに世界中に発信していこうと思います」と挨拶。
また「全国でも初めて二度の国民文化祭を行ない、文化庁の皆さまからは“文化の救世主”と呼ばれている徳島県でありますが、『阿波藍』『阿波踊り』『阿波人形浄瑠璃』『ベートーヴェン交響曲第九番』の四大モチーフを『あわ文化』として、魅力を伝えていきたいと思います。来年の2月12日に『アスティとくしま』で行なわれる第九の演奏会では、11月末まで歌われる皆さんを募集しております。ぜひ徳島にいらしてください」とアピールした。
続いて、大西賢会長が「観光の振興、産業の振興、災害時の支援を含めた包括連携協定を8月に徳島県と結びました。弊社としても最大限取り計らいます。徳島空港~羽田空港は1日に7便運航しております。ぜひ日本航空で徳島へ足を運んでください」と話した。
その後は、阿波人形浄瑠璃の上演、阿波踊り振興協会所属の天水連による踊りの実演、生け花と藍のコラボレーションの紹介と続いたが、イベントが行なわれたのがちょうどお昼時とあって、会場周辺もにぎわっており、多くの人が足を止めて観覧していた。
飯泉嘉門知事は「皆さん、阿波踊りは夏だけだと思っていられるのでしょうが、今年は秋にもやります! 11月26日、27日に5000人が入るアスティとくしまで『秋の阿波踊り大絵巻』を開催します。JALの翼で徳島へカモーン!」と、最後までしっかりと徳島県をPRしていた。