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バニラエア、台北経由の成田~ベトナム・ホーチミン線を9月14日就航

初便では記念セレモニーを開催

2016年9月14日 就航

 バニラエアは成田~ベトナム・ホーチミン線を9月14日、就航した。台湾・台北の桃園国際空港を経由して運航され、国内LCCとしては初の以遠権を活用した路線となる。使用する機材はエアバス A320-200型機(180席)で、1日1往復の運航を予定している。片道運賃は、20kgの手荷物預け入れまでが無料などのサービスが付いたスタンダード運賃設定のコミコミバニラは1万4690円から、最安運賃設定のシンプルバニラは1万690円から。

成田~ホーチミン JW105便の運航スケジュール(2016年9月14日~10月29日)

水・土曜運航便:成田(17時40分)発~桃園(20時35分)着/桃園(21時50分)発~ホーチミン(翌日00時30分)着
月・木・金曜運航便:成田(17時50分)発~桃園(20時45分)着/桃園(21時50分)発~ホーチミン(翌日00時30分)着
火・日曜運航便:成田(17時55分)発~桃園(20時50分)着/桃園(21時50分)発~ホーチミン(翌日00時30分)着
※時刻はいずれも各空港での現地時間

ホーチミン~成田 JW102便の運航スケジュール(2016年9月15日~10月30日)

月・水・土・日曜運航便:ホーチミン(01時35分)発~桃園(06時10分)着/桃園(07時15分)発~成田(11時30分)着
木・金曜運航便:ホーチミン(01時35分)発~桃園(06時10分)着/桃園(07時25分)発~成田(11時40分)着
火曜運航便:ホーチミン(01時35分)発~桃園(06時10分)着/桃園(07時30分)発~成田(11時45分)着
※時刻はいずれも各空港での現地時間

9月14日、成田空港第3ターミナルのバニラエアチェックインカウンターでは15時40分から成田~ホーチミン線のチェックインが始まった
台北を経由してホーチミンに向かう搭乗客には、トランジットパスなどについての案内が配られた

 9月14日の初便では、就航を記念したセレモニーが成田空港第3ターミナルのJW105便出発ゲート付近で開催された。

 バニラエアの代表取締役会長である石井知祥氏は、「いつもバニラエアをご利用いただきありがとうございます」と中国語で挨拶したあと、「本日はバニラエアの台北行き、ホーチミン行きをご利用いただきましてありがとうございます。今日のお客さまはほぼ90%近くは台湾へのお客さま、残り10%が初便のホーチミンへのお客さまと伺っておりますが、これからは日本から台北を経由してホーチミン、ホーチミンから台北を経由して日本にお越しになる方が増えてくると思っております。

 バニラエアは国内線、国際線のネットワーク、そして新しい試みも含めてより充実させていきたいと思っています。台北からホーチミンはとてもお手頃な値段でご利用できるので、次の機会にはぜひ皆さんご利用ください。本日はありがとうございました」と話した。

セレモニーで挨拶するバニラ・エア株式会社 代表取締役会長の石井知祥氏

 初便のJW105便に使用された機材は、バニラエアが所有する9機のエアバス A320型機のなかでも最も新しく、2016年4月下旬に納入されたもの。初便の搭乗客は172人で、台北経由でホーチミンに向かう搭乗客は14人。台北からホーチミンへの搭乗客は合計で166人となっている。

 セレモニー終了後は、石井会長や応援に駆けつけた成田空港のマスコットキャラクター「クウタン」が搭乗客とハイタッチをしながらお見送り。記念品を搭乗客に配った。17時36分にすべての搭乗客が乗り込み、17時59分にプッシュバック開始。経由地の台北に向かって旅立って行った。

成田空港のマスコットキャラクター「クウタン」もセレモニーに参加
まずは乗務員たちが搭乗
石井会長やバニラエアスタッフたちは、大きな手袋を着けて搭乗客とハイタッチ。搭乗客には初便搭乗証明書とNAA(成田空港株式会社)のオリジナルグッズ(ボールペン、ノート)がプレゼントされた
17時36分には全員搭乗完了
17時59分にプッシュバック開始
石井会長やバニラエアのスタッフがお見送り
JW105便は経由地の台北に向かって旅立って行った