バニラエアなどアジア太平洋地域のLCC 8社が「バリューアライアンス」を設立

アライアンスを組んだLCC 8社、左端がバニラエア

　バニラエアなどアジア太平洋地域のLCC 8社は5月16日、「バリューアライアンス」を設立、今後、出発地と最終目的地を指定するだけでアライアンス各社を路線を使った乗り継ぎルートを示し、ワンストップで予約および決済が可能となる。

　バリューアライアンスの参加LCCはセブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア、バニラエアの8社。アジア太平洋地域の160以上の就航地へ路線を持ち、世界の1/3のエリアをカバーするという。

　アライアンスの提供機能の乗り継ぎルート検索や予約・決済は英国のエア・ブラック・ボックス社（ABB）が開発した技術によって実現。異なった予約システムを接続、加盟各社間の乗り継ぎ旅程や他社の付帯サービスの購入を可能とする。

　すでにスクート、ノックエア、ノックスクートはABBの技術により、相互に乗り継ぎルート検索や乗継運賃を設定しているが、ほかのアライアンス各社も数カ月のうちに同様のサービスを提供、「魅力的な運賃」で予約・決済が可能になるとしている。