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リオデジャネイロオリンピック卓球日本代表選手団がANA便でリオデジャネイロオリンピックへ出発
男子の水谷隼選手、女子の福原愛選手、石川佳純選手ら世界ランク上位選手が出場
2016年7月29日 14:16
- 2016年7月29日 実施
リオデジャネイロ2016オリンピックに出場する卓球日本代表選手団が7月21日、ANA(全日本空輸)運航便でリオデジャネイロに向けて出発。ANAは同日、出発便の搭乗口で出発セレモニーを開催した。
選手団が利用する便は、羽田空港発のフランクフルト行きのNH223便(羽田11時30分発~フランクフルト16時20分着)。フランクフルトでルフトハンザドイツ航空 LH510便に乗り継ぎ、現地時間の翌4時20分にリオデジャネイロ空港に到着するスケジュールとなっている。
卓球のオリンピック代表は、男子が水谷隼選手、丹羽孝希選手、吉原真晴選手。女子が福原愛選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手の各3名。全選手が団体戦に出場するほか、男子は水谷選手と丹羽選手、女子は福原選手と石川選手がシングルスに出場予定となっている。出発セレモニーには、村上恭和監督(女子)、倉嶋洋介監督(男子)も参加した。
国際大会のユニフォームにロゴマークがあるとおり、ANAは卓球ナショナルチームのスポンサーを務めるほか、女子代表の福原愛選手が所属している。前回2012年のロンドンオリンピックでは、女子団体で銀メダルを獲得。そのときのメンバーである福原愛選手と石川佳純選手が、リオデジャネイロオリンピックでも代表に名を連ねていることもあって、メダル獲得の期待が高い競技だ。
主催者を代表して挨拶した、ANA代表取締役副社長の内薗幸一氏は「ANAは日本卓球協会ナショナルチームのオフィシャルスポンサーとして、2005年より微力ではあるがサポートさせていただいている。また、ご存じのとおり、福原愛選手はANA所属。加えて、ANAは2020年の東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーでもある」と、同社とオリンピックの関わりを紹介。
内薗氏は東京オリンピック・パラリンピック推進本部 本部長でもあり、「オリンピックは、世界中の選手、人々がスポーツをとおして交流する、大変意義のある大会であるし、日本の選手がその場で活躍することが日本国民にも大いに感動を与える場だと思う。ANAグループは微力ではあるが、大会の成功、日本選手の活躍を応援していきたいと思っている」とコメントした。
最後に出発する選手団に向けて、「長年ご苦労、鍛錬されてきたその技術をいかんなく発揮して、大いに活躍されることを心よりお祈り申し上げる。その皆さんの勇姿は、日本国民に大いに感動を与えると思う。お客さまとANAグループみんなで、卓球選手の皆さんを応援していきたいと思います。応援してます! 頑張ってください!」とエールを送った。
続いて、村上監督、倉嶋監督へ花束を贈呈。村上監督は「4年前のロンドンオリンピックで、卓球界初の女子団体のメダルを獲得いたしました。リオでは、連続メダル、必ず勝ち取って帰ってきたいと思っています。ご期待ください」、倉嶋監督は「卓球は28年前のソウルオリンピックから正式種目になりましたが、男子はまだメダルを獲得しておりません。今大会ではシングルスと団体戦で、両方のメダルを狙っていきたいと思っています」と意気込みを述べた。
選手からは、男女それぞれを代表して、水谷隼選手、福原愛選手が挨拶した。
水谷選手は「いよいよ、この日がやってきました。前回のロンドン大会ではメダルを獲得できずに、非常に悔しい思いをしました。今回、男子は史上初のメダル獲得を目指して頑張ってきます」と前回大会の雪辱を期すコメント。
福原選手は、「前回のロンドンオリンピックのときも、このように皆さんにお見送りをしていただき、銀メダルを獲得することができました。今回も、本当にたくさんの皆さんにお見送りをしていただいているので、皆さんに喜んでいただけるように、みんなで頑張って、チーム一丸となって、前回の銀メダル以上を目指して頑張ってきたいと思います」とコメント。
その後、内薗氏やANAの地上スタッフから、応援メッセージの寄せ書きをプレゼント。搭乗口では、ほかの乗客やほかの出発便の乗客らが声援。最後に乗り込んだ福原選手は、それらの声に笑顔で手を振りながら飛行機へと乗り込んでいった。
選手らを乗せたボーイング 777-300ER型機は、11時29分にスポットを離れ、羽田空港のC滑走路から11時46分に離陸し、決戦の地へと旅立っていった。